ニュース
AR技術を用いて商品の3Dモデルをリアルに体験できるサービス:VRニュース
エッジニアは、AR技術を用いてマーケティングを促進するサービス「KuZuKiRi AR」を発表した。商品などを3Dモデル化して表示する機能により、3Dモデルの閲覧や実際の空間への配置ができ、リアルな体験を提供する。
エッジニアは2023年6月28日、AR(拡張現実)技術を用いてマーケティングを促進するサービス「KuZuKiRi AR」を発表した。同社が提供するサービス「KuZuKiRi360」や「KuZuKiRiバーチャルフォトスタジオ」との連携が可能で、さまざまな用途に活用できる。
同サービスは、写真やCADデータを基に、商品や施設を3Dモデル化し、3DビュワーとARビュワーを通じて表示する機能を提供する。商品の形や大きさ、素材感、雰囲気などをリアルに体験できるため、営業やイベント、展示会といったマーケティング活動に広く利用できる。
3Dビュワーで表示した3Dモデルは、360度全方向から閲覧したり、拡大して細部を確認したりできる。ARビュワーでは、2次元バーコードをスキャンするだけで手持ちのデバイスにAR表示でき、任意の空間に重ねることで実際に配置した雰囲気を味わうことができる。
営業活動では顧客の理解を深め提案力を高める営業ツールとして、展示会では実際に展示が難しい大型商品の体験ツールとして、ECサイトでは商品紹介ツールとして利用できる。また、実際の製品や設備を必要としないため、場所の制約を受けずに操作手順や機能を学べるトレーニングツールとしても活用できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 製造業こそ「メタバース」に真剣に向き合うべき
2022年は「メタバース」に関するさまざまな技術やサービスが登場すると予想されます。単なるバズワードとして捉えている方も多いかと思いますが、ユースケースをひも解いてみると、モノづくりに携わる皆さんや設計者の方々にも深く関わっていることが見えてきます。一体どんな世界をもたらしてくれるのでしょうか。 - 日産がMR技術活用で外観目視検査の作業習熟期間を半減、指導工数は9割減
オンラインイベント「製造・自動車業界DXフォーラム2021」において、日産自動車は「【日産自動車が進める生産現場のDX】 Mixed Realityを活用した早期作業習熟の実現」と題し、2021年10月に発表した「ニッサンインテリジェントファクトリー」の取り組みの1つである「MR(複合現実感)を活用した革新的作業指導」について紹介した。 - トヨタが挑戦するxRを活用したもっといいクルマづくりとサービス提供
オンラインイベント「Unity道場 自動車編」において、トヨタ自動車 サービス技術部 主幹の栢野浩一氏が登壇し、「トヨタのxR活用で進める現場DXへの挑戦 〜UnityとHoloLens 2を用いて〜」をテーマに、販売店への展開を中心としたサービス技術領域における「HoloLens 2」を活用した取り組みや、xR技術の試行事例などについて紹介した。 - 工場やオフィスなど現実空間を対象にARコンテンツをレイアウトできる技術
PTCジャパンはメディア向けラウンドテーブルを開催し、同社の産業向けAR(拡張現実)ソリューション「Vuforia Studio」が提供する空間コンピューティング「Area Targets(エリアターゲット)」の特長やその可能性について説明した。 - 3D CADで作った3Dデータを生かし切るVRとARの進化
AI(人工知能)と同じく2016年にブームを迎えたVR(仮想現実)。2017年以降、このVRが、製造業や建設業の設計開発プロセスに大きな変化を与えそうだ。AR(拡張現実)についても、「デジタルツイン」をキーワードに3D CADで作成した3Dデータの活用が進む可能性が高い。 - 「VR=仮想現実感」は誤訳!? VRの定義、「製造業VR」の現状と課題
製造業VR開発最前線 前編では、VRやAR、MRの概要、製造業向けVRの他の分野のVRとは異なる特徴、これまでの状況などを説明する。