「VRED」の利用に最適化された最新ワークステーションの即利用可能モデル:メカ設計ニュース
アスクはレノボのワークステーション「ThinkStation PX/P7/P5」をベースに、オートデスクの3Dビジュアライゼーションソフト「VRED」の利用に適した構成を施した“即利用可能モデル”の販売を開始した。
アスクは2023年6月8日、レノボ・ジャパンのワークステーション「Lenovo ThinkStation PX」「Lenovo ThinkStation P7」「Lenovo ThinkStation P5」の3機種(以下、ThinkStation PX/P7/P5)をベースに、オートデスクの3Dビジュアライゼーションソフトウェア「Autodesk VRED」(以下、VRED)の利用に適した構成を施した“即利用可能モデル”の販売開始を発表した。
ThinkStation PX/P7/P5の3機種は、レノボとAston Martin(アストンマーティン)がコラボレーションし、ワークステーションとして最高性能を発揮できるよう自動車分野の知見を取り入れて共同設計した筐体デザインを採用する新型ワークステーションだ。2023年5月から出荷を開始しており、インテルの最新世代CPUやNVIDIAのプロフェッショナル向けグラフィックス「NVIDIA RTX」シリーズをサポートする。
今回アスクが提供するVREDの利用を想定した“即利用可能モデル”は、ThinkStation PX/P7/P5をベースとし、レンダリング用、VR(仮想現実)用、作業用にそれぞれ最適化された構成を用意する。いずれのモデルもVREDの動作/互換性は検証済みとなる。
例えば、レンダリング用モデルは、最高級フラグシップ製品に位置付けられるThinkStation PXをベースに、第4世代インテルXeonスケーラブルプロセッサ(Xeon Platinum 8468)×2、NVIDIA RTX 6000 Ada 世代×4、メモリ256GB(DDR5メモリ)などを搭載している。NVIDIA RTX 6000 Ada 世代は、NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャをベースに構築され、142基の第3世代RTコア、568基の第4世代Tensorコア、1万8176基のCUDAコア、48GBのグラフィックスメモリを組み合わせたプロフェッショナル向けグラフィックスで、レンダリングやAI(人工知能)処理などにおいて高いコンピューティング性能を発揮する。
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