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「Red Hat Device Edge」は2023年9月に正式リリース、ABBが「Edgenius」に採用エッジコンピューティング(1/2 ページ)

レッドハットが米国開催の年次イベント「Red Hat Summit 2023」で発表した同社製品の新機能について説明。製造業関連では「Red Hat Device Edge」のアップデートや、大手産業機器メーカーであるABBとシーメンスによる取り組み事例などを紹介した。

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 レッドハットは2023年6月6日、オンラインで会見を開き、米国開催の年次イベント「Red Hat Summit 2023」(同年5月23〜25日)で発表した同社製品の新機能について説明した。製造業関連では、エッジデバイス上でのコンテナ運用を可能にする「Red Hat Device Edge」のアップデートや、大手産業機器メーカーであるABBとシーメンス(Siemens)による取り組み事例などを紹介した。

 エンタープライズIT向けLinuxディストリビューションである「RHEL(Red Hat Enterprise Linux」を中心に事業を展開してきたレッドハットの近年の成長をけん引しているのがKubernetesコンテナプラットフォームである「Red Hat OpenShift(以下、OpenShift)」だろう。レッドハット シニアソリューションアーキテクトの森須高志氏は「当社は、さまざまな業界で取り組みが加速しているエッジコンピューティングにおいても、クラウドやデータセンターと同様にコンテナを活用できるようにする取り組みを進めている」と語る。

さまざまな業界でエッジコンピューティングの取り組みが加速
さまざまな業界でエッジコンピューティングの取り組みが加速[クリックで拡大] 出所:レッドハット

 レッドハットの“エッジ”のスコープは、5Gの通信局舎などに代表される「Provider Edge」から、企業などが所有するオンプレミスのサーバなどの「End-user Premises Edge」、これらのサーバとつながるエッジデバイスの「Device Edge」から構成されている。

レッドハットの“エッジ”のスコープ
レッドハットの“エッジ”のスコープ[クリックで拡大] 出所:レッドハット

 クラウドやデータセンターからエッジデバイスに至るまでスケーラブルにコンテナを活用するためには、OpenShiftと共通のアーキテクチャを備えながら、ネットワーク接続性やリソース制約の大きい環境にも展開できるようなプラットフォームが必要になる。それが、エッジデバイス向けのRHELである「RHEL for Edge」と軽量版OpenShiftであるMicroShiftをパッケージにしたRed Hat Device Edgeだ。Red Hat Device Edgeは、2023年1月のDeveloper Previewから、Red Hat Summit 2023が開催された同年5月にはTechnology Previewに移行している。そして9月にはサポート付きのソリューションとして正式リリースされる予定である。

「Red Hat Device Edge」の構成
「Red Hat Device Edge」の構成[クリックで拡大] 出所:レッドハット
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