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上海モーターショー開幕、日系各社が2024年発売のEVを世界初公開電動化(1/2 ページ)

第20回上海国際自動車工業展覧会が開幕した。日系自動車メーカー各社がEVのプロトタイプや市販予定車などを披露している。

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 第20回上海国際自動車工業展覧会(上海モーターショー、プレスデー:2023年4月18〜19日、トレードデー:4月20〜21日、一般公開日:4月22〜27日)が開幕した。日系自動車メーカー各社がEV(電気自動車)のプロトタイプや市販予定車などを披露している。

 トヨタ自動車はEVのコンセプトカー「bZ Sport Crossover Concept」「bZ FlexSpace Concept」を世界初公開した。2024年に中国に市場導入する。トヨタが2026年までに発売するEV10車種のうちの2車種となる。

 bZ Sport Crossover Conceptは、トヨタとBYD(比亜迪)の合弁会社であるBYD TOYOTA EV TECHNOLOGY カンパニーと、一汽トヨタ、豊田汽車研究開発センター(中国)による共同開発モデルだ。一汽トヨタが生産、販売する。bZ FlexSpace Conceptは、トヨタと広州汽車、広汽トヨタ、豊田汽車研究開発センター(中国)が共同で開発している。生産、販売は広汽トヨタが担当する。

 bZ Sport Crossover Conceptは若年層向けにパーソナルな空間として使える機能を追求。クルマを通じて気分転換してもらうことをコンセプトにしている。bZ FlexSpace Conceptはファミリー向けで、大空間と扱いやすさを重視した。安全性や走行距離の安心感も重視する。


「bZ Sport Crossover Concept」と「bZ FlexSpace Concept」を世界初公開した[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車
bZ Sport Crossover Concept(左)とbZ FlexSpace Concept(右)のインテリア[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

新型LMは2023年秋に日本導入

 レクサスブランドからはフラグシップMPV「LM」の次期モデルとなるプロトタイプを世界初公開した。LMの現行モデルは中国やアジアのショーファードリブン需要向けに2020年から販売している。新型LMの日本での発売は2023年秋ごろを予定している。

 新型LMのプロトタイプの車両サイズは全長5125×全幅1890×全高1955mmだ。現行モデルと比べて全長が85mm、全幅が40mm、全高が10mm大きくなっている。ホイールベースは3000mmだ。搭載するパワートレインは、排気量2.4l(リットル)の直列4気筒ターボハイブリッドシステムと、排気量2.5lの直列4気筒ハイブリッドシステム。ターボハイブリッドシステムにはeAxleを組み合わせる。排気量2.5lのハイブリッドシステムはE-FourとFFから選択できる。日本向けは、4人乗りのターボハイブリッドシステム搭載モデルから導入する。


新型LMのプロトタイプを披露した[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車
新型LMの外観[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車
新型LMのインテリア(左、中央)。新型LMの骨格(右)[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

 新型LMは、3列シートの6〜7人乗りに加えて、ショーファードリブン用を想定した4人乗りを用意する。4人乗りモデルには前後席を区切るパーテーションと昇降式スモークガラスを備え、プライバシーを確保する。48型の大型ワイドディスプレイや冷蔵庫、収納スペースも設けた。後席は専用の独立シートで、パーテーションと距離を保って余裕のあるスペースを確保した。

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