金属3Dプリントのプロセスをモニタリングできるソフトウェアを発表:3Dプリンタニュース
Materialiseは、金属3Dプリント用のProcess Controlソフトウェア「Materialise Process Control」を発表した。特定の技術にとらわれず、金属3Dプリントのプロセスをモニタリングできる。
Materialiseは2023年3月20日(現地時間)、Phase3D、Sigma Additive Solutionsと協業し、金属3Dプリント用のProcess Controlソフトウェア「Materialise Process Control」を発表した。特定の技術にとらわれず、金属3Dプリントのプロセスをモニタリングできる。
Materialise Process Controlは、3Dプリントプロセス中に収集したデータを使用し、製造業者の品質管理を自動化する。後処理工程と品質検査に送られる前に、3Dプリントプロセスのレイヤーデータを分析、相関させ、欠陥パーツを特定する。プロセスを最適化することで、3Dプリントのパラメーター調整に対応。造形失敗を早期に検出し、根本的な原因を分析することでスクラップ率が低下する。
3Dプリントパーツの分析プロセスを自動化し、AI(人工知能)により、造形中に撮影されたパウダーベッド(粉末床)の2D画像を分析できる。Phase 3Dは造形層表面の凹凸の一種であるハイトマッピングを提供、Sigma Additive Solutionsは金属3Dプリントプロセスの溶融箇所から熱データを提供する。
Materialise Process Controlは、同社の3Dプリント用エンドツーエンドソフトウェアプラットフォーム「CO-AM」の一部、または単独のソフトウェアソリューションとして利用できる。さらに、オープンソフトウェアソリューションとして、自社ソフトウェアやモニタリング技術の追加に対応する。
また、「Build Processor Software Development Kit(BP SDK)」を提供。自動化された品質管理システムをアディティブマニュファクチャリング(AM)のユーザーが使用し、3Dプリンタのパラメーターをカスタマイズすることで3Dプリントプロセスを制御できる。
BP SDKと共同開発したBuild Processor(BP)は、3Dプリンタとデータ準備のためのソフトウェアをつなげ、3Dプリンタ固有の情報を管理し、造形パラメーターの調整に対応。CO-AMとMaterialise Magicsへの接続を提供する。
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