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F1チームが風洞試験用モデル作成に3Dプリンタ導入、エアフローの理解に貢献:3Dプリンタニュース
3D Systemsの3Dプリンタ「SLA 750」を、BWT Alpine F1 Teamが風洞試験用モデルの作成用に導入した。部品品質と生産性の向上に加え、設計の反復とイノベーションの加速によりエアフローの理解を深めている。
3D Systemsは2023年3月21日、BWT Alpine F1 Teamが風洞試験用モデルの作成に、3Dプリンタ「SLA 750」4台を導入したと発表した。β版の段階から幅広い試験を実施し、部品品質と生産性の向上が見込めたことから購入を決定した。
3D Systemsは、大きなプリントサイズと高速造形スピード、高精度、高解像度を満たす3DプリンタとしてSLA 750を開発。設計からプリントに至る全てのツールを含むソフトウェア「3D Sprint」を使い、優れた仕上がりと機械的性能を備える最終部品のプリントが可能だ。
BWT Alpine F1 Teamは現在、SLA 750システムと材料「Accura Composite PIV」を用いて、圧力タッピングを備えた複雑な空力部品や小型の複合ツール、高温結合用ジグといった風洞試験用モデルを作成している。3D Systemsと共同開発したAccura Composite PIVは、設計から試験までの時間の大幅な短縮や、より正確で高解像度のデータの提供に貢献する。
3D Systemsの包括的な積層造形ソリューションの導入により、年間2万5000個の部品を生産できる体制を構築。部品品質と生産性の向上に加え、風洞試験の設計の反復とイノベーションを加速することで、レースカー上のエアフローの理解を深めている。
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