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貴金属のダイレクト鋳造ができる3Dプリンタ用レジン、装飾品製作を効率化:3Dプリンタニュース
アンブローズアンドカンパニーは、貴金属のダイレクト鋳造ができる3Dプリンタ用レジン「JC-01R」を発表した。通常の埋没材を使ってインジェクションワックスと同じツリーでの鋳造ができるため、コスト削減や品質向上に寄与する。
アンブローズアンドカンパニーは2022年12月27日、貴金属のダイレクト鋳造ができる3Dプリンタ用レジン「JC-01R」を発表した。500gの価格は1万8700円(税込み)。
ジュエリーメーカーの同社が開発したキャスタブルレジンは、光造形方式(MonoLCD、DLP)の3Dプリンタで使用できる。3Dプリンタを活用したダイレクト鋳造で製品を作る際のコスト削減や納期短縮、品質向上に寄与する。
これまでの3Dプリンタレジンでは、専用の埋没材を使用しないとシルバーや金のダイレクト鋳造が難しかった。JC-01Rは、通常の埋没材を使い、インジェクションワックスと同じツリーでダイレクト鋳造ができる。プラチナのダイレクト鋳造についても、完璧ではないものの、十分に使用可能な状態に到達したという。
また同社は、貴金属鋳造機メーカーの吉田キャスト工業とダイレクト鋳造技術の研究と技術開発において提携することで合意。キャスタブルレジン、埋没材の研究開発や焼成パターンの検証などを進め、3Dプリンタをジュエリー業界で最大限活用していく。
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