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「エルピーダは失敗ではない」問われる失敗の定義日刊MONOist月曜版 編集後記

さまざまな思惑がある中で座組プラスアルファの動きが必要です。

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 この記事は、2022年12月12日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

 さて、先週は2nmプロセスの半導体の量産を目指すRapidusで動きが出たことが注目を集めました。

 Rapidusは次世代半導体の量産製造を行うため、2022年8月にトヨタ自動車など8社からの賛同と出資を得て設立された企業です。政府から700億円の補助を受け、先端ロジックファウンドリとして5年以内の2nmプロセス半導体の量産を行うことを目指しています。2nmプロセスの製造技術を確立するために、Rapidusでは米国のIBMから技術供与を受けるということをこれまでに明らかにしていましたが、新たにベルギーの半導体研究機関であるimecとMOC(協力覚書)を締結しました。

 これにより、欧米の先端技術を使って先端プロセスの確立を進めるという座組そのものは見えてきたように思います。Rapidusの名前の由来は迅速(rapid)を意味するラテン語であるらしいのですが、ここまでは迅速に次々に枠組み作りを進められているといえるでしょう。

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