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光造形3Dプリンタとメッキを組み合わせ複雑形状の金属/樹脂の精密3D構造体を作製:3Dプリンタニュース
早稲田大学と南洋理工大学は、光造形3Dプリンタとメッキを組み合わせ、複雑な形状の金属/樹脂の精密3次元構造体を作製した。新たに開発した複数の樹脂を使用できる光造形3Dプリンタ装置を使用している。
早稲田大学は2022年11月29日、光造形3Dプリンタとメッキを組み合わせ、複雑な形状の金属/樹脂の精密3次元構造体を作製したと発表した。光造形3Dプリンタとメッキ技術を利用し、解像度40μmでさまざまな金属、プラスチック複合材料部品、電子回路などを作製できる。シンガポールの南洋理工大学との研究グループによる成果だ。
新たに開発した光造形3Dプリンタは、露光時間などを使用する樹脂に合わせて調整でき、複数の樹脂を利用することが可能だ。このプリンタを用いて、標準樹脂と金属イオン含有樹脂を組み合わせた立体構造物を作製した。
メッキができる樹脂と通常樹脂から構成される立体を造形した後、メッキを施すことで、メッキが可能な樹脂の部分が金属となる。金属イオン含有樹脂に、選択的な無電解メッキを適用できるため、きれいな金属メッキをプラスチック上に設けられる。特定の金属パターンを有する複雑な金属、プラスチック3D部品を製造し、高集積でカスタマイズできる3次元マイクロエレクトロニクスが造形可能だ。
研究グループは、実用的なヘルスケアIoT(モノのインターネット)デバイスの作製、小型の自律ロボットの開発を進めており、応用先の変更による求められる機能や問題の変化については、ディスカッションによって対応する。また、3Dプリンタの改良により、スペックの向上を目指す。
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