前機種よりも高速で、造形スペースを21%拡大したFDM方式3Dプリンタ:3Dプリンタニュース
APPLE TREEは、FLASHFORGE製FDM方式3Dプリンタ「Guider3」を発売した。駆動制御に「Core-XY」構造を採用したことで、最高250mm/秒の高速印刷が可能になった。筐体に軽量かつ高耐久性の素材を用いて、本体の軽量化を図っている。
APPLE TREEは2022年11月24日、最高250mm/秒の高速印刷が可能な、FLASHFORGE製FDM方式3Dプリンタ「Guider3」を発売した。価格は49万5000円(税込み)で、1年間の無償修理サポートが付く。
3Dプリンタ「Guider3」の特長
Guider3は、X、Y軸の駆動制御に「Core-XY」構造を採用している。これにより、前機種「Guider2」よりも速い、最高250mm/秒の高速プリントが可能だ。300×250×340mmの造形スペースはGuider2より21%大きく、筐体に軽量かつ耐久性に優れたABSやアクリル板を用いることで、10%軽量化している。
また、エクストルーダーにダブルギアを搭載し、フィラメントの送り出し力が150%向上。フィラメントの送り出しがスムーズになり、ノズル詰まりを抑制する。
補助レベリングと自動レベリングを最適化したレベリングシステムに、高感度近接センサーを搭載し、効率的なレベリング作業を実現する。プラットフォームは、表面が滑らかで造形物の取り外しがしやすいガラス製とフレキシブル鋼板(マグネット式)の2種を用意する。
本体サイズは496×436×696mmで、4.3インチフルカラータッチパネルを搭載する。造形精度は±0.15mm(造形サイズが100mm未満の場合)、位置決め精度はX、Y軸が11μm、Z軸が2.5μm、積層ピッチは0.05〜0.4mmだ。対応フィラメントはABS、PLA、PC、PA、ASA、PETGなど9種。対応データ形式は、stl、obj、3mf、fpp、gx、g、jpegなどとなっている。
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