乾電池型IoTデバイス「MaBeee」がScratch3.0に対応:組み込み開発ニュース
ノバルスの乾電池型IoTデバイス「MaBeee」が、教育用プログラミングソフト「Scratch3.0」に対応した。玩具や理科教材、照明器具などの乾電池を利用した製品を、Scratch3.0から制御できる。
ノバルスは2022年9月15日、同社の乾電池型IoT(モノのインターネット)デバイス「MaBeee」が、教育用プログラミングソフト「Scratch3.0」に対応したと発表した。玩具や理科教材、照明器具などの乾電池を利用した製品を、Scratch3.0から制御できる。
MaBeeeは、市販の単4電池が入れられる単3電池形状のデバイスだ。単3電池を4本使う製品でも、そのうち1本をMaBeeeにすれば、専用アプリケーションからBluetooth接続で制御できる。車両玩具のスピード調整や、LEDライトの調光が可能だ。
Scratchは、マサチューセッツ工科大学が開発し、8〜16歳をターゲットにした無料のプログラミング言語。ブロックをつなげるように直感的な動作でプログラムできるため、楽しく学習できる。
今回、「MaBeeeコントロールモデル(MB-3003WB)」と「MaBeee対応版Scratch3.0(ブラウザ版)」を、「Scratch Link」経由でBluetooth接続することで、より自由に動きを制御できるようになった。WindowsまたはMacで動作する。
MB-3003WBは、リリース済みのスマートフォンアプリ「MaBeeeコントロール」「MaBeeeトレイン」「MaBeeeレーシング」「MaBeeeライト」のほか、ユーザーが独自開発して公開しているMaBeee対応アプリでも利用できる。
電気や乾電池の理科教育に加え、2020年から必修となったプログラミング教育、今後拡大するIoTおよびDX(デジタルトランスフォーメーション)での活用を見込む。
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