ミマキがフルカラー3Dプリンタ「3DUJ-2207」のアカデミックパックの提供を開始:3Dプリンタニュース
ミマキエンジニアリングは、フルカラー3Dプリンタのエントリーモデル「3DUJ-2207」の教育機関向け専用パックの提供開始を発表した。アカデミックパックには本体の他、初期インク8本、設置専用台、初期費用、保守契約などが含まれる。
ミマキエンジニアリングは2022年9月20日、フルカラー3Dプリンタのエントリーモデル「3DUJ-2207」の教育機関向け専用パック(アカデミックパック)の提供開始を発表した。
アカデミックパックには、3DUJ-2207本体、初期インク8本、設置専用台、初期費用(設置費、教育費)、保守契約などが含まれる。保守契約の期間は、1年/3年/5年の3種から選択できる。提供価格(税込み)は、保守契約1年のAcademy1が495万円(通常価格:543万2020円)、保守契約3年のAcademy3が613万8000円(通常価格:660万9020円)、保守契約5年のAcademy5が732万6000円(通常価格:779万7020円)。運送搬入費用は別途必要となる。
アカデミックパックの販売対象は、学校教育法に規定された教育機関(大学、高校、専門学校など)の他、国または地方公共団体が設置した試験所およびそれに準じるもので同社が認めた施設に限る。また、導入設置場所は国内とし、保守契約期間内での移設/転売は禁じられている。アカデミックパックでの導入数量は、同一施設で年間1台までとし、本体設置後のインク、消耗品ならびに保守契約の更新などは通常価格での提供となる。
3DUJ-2207は、2021年1月に販売を開始したエントリーモデルの3Dプリンタで、UV(紫外線)硬化インクジェット方式を採用し、1000万色以上のフルカラーと高精細造形を実現する。最大造形サイズは203×203×76mm。クリアインクを使用することで透明色を表現できる他、クリアインクとカラーインクを併用することで色付きの半透明色を表現することも可能だ。サポート材は、水溶性サポートインクを採用しており、形状が複雑な高精細造形物でも容易に除去できる。
3DUJ-2207の本体サイズは1355×1290×856mmで、重量は140kg。搬入経路や設置スペースに制約のある環境でも利用可能な小型設計が特長となっている。
同社は、3DUJ-2207のアカデミックパックの販売開始を機に、教育分野に対するより一層の取り組み強化を進めていくとしている。
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