受託造形サービス向け光造形方式3Dプリンタ用樹脂5種類をラインアップに追加:3Dプリンタニュース
DMM.comは、受託造形サービス向けの光造形方式3Dプリンタ用の樹脂5種類をラインアップに追加した。エコノミータイプや耐久性と耐熱性を向上したタフタイプ、耐水性の高い透明タイプを提供する。
DMM.comは2022年6月3日、同社のDMM.make 3Dプリント事業が展開する受託造形サービス向けに、光造形方式3Dプリンタ用の樹脂5種類をラインアップに追加したと発表した。これまで取り扱ってきた23種類の素材に、「Resin A1」「Resin A2」「Resin A1 Pro」「Resin T1」「Resin C1」が加わる。
Resin A1とResin A2は価格を抑えたエコノミータイプ、Resin A1 ProとResin T1は耐久性と耐熱性を向上させたタフタイプ、Resin C1は耐水性の高い透明タイプとなる。従来品より価格を50〜70%抑えることで、より量産注文がしやすくなり、幅広いユーザーのモノづくりを支援する。なお、価格を抑えたことで表面の高精細さや滑らかさは既存品と比べてやや劣るため、用途によって使い分けが必要となる。
最も安価なA1は、精度と表面の滑らかさは優れているが、組み立てには向いていない。カラーはライトイエローで、価格は1cm3当たり50円から。ABSライクなA2は、適度な粘り強さと軽度の耐水性を備えるが、組み立てには向いていない。カラーはホワイトで、価格は同70円からとなる。
タフレジンの中で最も安価なA1 Proは、耐久性と耐水性を備え、組み立ても可能だ。カラーはライトイエローで、価格は1cm3当たり50円から。A1 Proより高い耐久性を備えるT1は、組み立てに加えバックルやタッピングにも対応する。カラーはホワイトで、価格は同70円から。透明タイプのC1は、複雑な内部構造を可視化するデモ用などに利用できる。価格は同130円から。発送目安はいずれも10〜14日となっている。
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