自動倉庫やAGVなど最新物流機器が見学可、ダイフクが総合展示場を大規模刷新:物流のスマート化(1/2 ページ)
ダイフクは2022年5月19日、同社の滋賀事業所にあるマテリアルハンドリングやロジスティクス機器の体験型総合展示場「日に新た館」を同年6月1日からリニューアルオープンすると発表した。自動倉庫やAGVなど同社が開発、製造した最新の物流関連機器を中心に、デモ展示を見学できる。
ダイフクは2022年5月19日、同社の滋賀事業所(滋賀県蒲生郡)にあるマテリアルハンドリング(マテハン)やロジスティクス機器の体験型総合展示場「日に新た館」を同年6月1日からリニューアルオープンすると発表した。自動倉庫やAGVなど同社が開発、製造した最新の物流関連機器を中心に、デモ展示を見学できる。
ダイフク製機器など54機種を展示
日に新た館は1994年6月に、ダイフクのマテハン、ロジスティクス機器を体験できる場として開館した施設である。3階建てで建物の延べ床面積は1万9482m2。機器の展示場の他、ダイフクのサプライヤーのソリューションを展示する展示スペースも設けている。これに加えて、シアターやイベントホール、国際会議場、ミーティングスペースなどもある。
今回のリニューアルでは、ダイフクが開発、製造した最新のマテハン、ロジスティクスシステムを新たに実機展示するようにした。展示場である1階と2階には合わせて54機種を置いており、この内、8機種がリニューアル後に追加されたものである。ダイフク 代表取締役社長の下代博氏は「これまで写真でしか説明できなかった当社商品を実際に見てもらえるようにした。やはり、実際に体験するとしないとでは、理解が全く違うものになるだろう」とコメントした。
2020年3月から一般見学を中止していたが、その期間にリニューアル工事を実施した。リニューアルに要した金額は約13億円で、今回のような規模の改装は開館して初めてのことだという。物流業や自動車メーカー、半導体などエレクトロニクス製造業など、国内外の幅広い顧客層の来場を見込む。2022年5月20日から、6月1日以降の入場予約を受付開始する。
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