コロナ禍で自社組織への「不安が増えた」とミドルマネジメントの55%が回答:キャリアニュース(1/2 ページ)
レンズアソシエイツが、「コロナ禍におけるミドルマネジメントの不安」に関する調査結果を発表した。回答者の55%がコロナ禍で自社組織に関する不安が増えたと感じ、32%が、組織の方向性が不透明になったと感じていることが分かった。
レンズアソシエイツは2022年4月19日、「コロナ禍におけるミドルマネジメントの不安」に関する調査結果を発表した。同調査は、従業員数100人以上の企業のミドルマネジメント(部長、課長クラス)100人を対象とした。
初めに、コロナ禍で勤め先の組織に関する不安が増加したかと尋ねたところ、「非常にそう思う」が14.0%、「ややそう思う」が41.0%となり、55.0%が自社組織に関する不安が増えたと感じていることが分かった。
前問で、コロナ禍で自社組織に関する不安が増加したと「思う」と回答した人に、不安が増加した理由を尋ねた。その結果、「メンバーとのコミュニケーションが減った」(54.5%)が最も多かった。次いで「業績が不安定になった」(45.5%)、「業務負荷が増えた」(41.8%)となっている。
不安が増加した理由を具体的に尋ねると、「社内の状況がよく分からなくなった」「陽性者が発生した場合の代務要員確保などの課題」などのコメントがあった。
コロナ禍で組織の方向性が「不透明になった」と32.0%が回答
次に、コロナ禍で会社の目指す方向性が不透明になったと感じているかと尋ねたところ、「非常にそう思う」が4.0%、「ややそう思う」が28.0%となり、32.0%が会社の方向性が不透明になったと感じていることが分かった。
コロナ禍で会社の目指す方向性が不透明になったと「思う」と回答した人に、不透明になったと感じた具体的な場面を尋ねた。その結果、最も多かったのは「会社全体の一体感が感じにくい」(65.6%)だった。次いで「経営者の考えが分からない」(46.9%)、「同僚、部下の考えが分からない」(37.5%)となっている。
その他の自由回答には、「離職者が増えたため、行き当たりばったりの人材配置になっている」「人のことを考えない人が増えた」「方針が明確ではない」などのコメントが寄せられた。
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