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24時間以内で施工できる3Dプリント住宅、協業企業向けに限定予約を開始:3Dプリンタニュース
セレンディクスは、「日本初」をうたう3Dプリンタ住宅を発表した。3Dプリンタで出力した約20トンの躯体を3時間で組み上げ、住宅施工開始から23時間12分で完成した。
セレンディクスは2022年3月9日、「日本初」をうたう3Dプリンタ住宅を発表した。住宅施工を23時間12分で完了し、24時間以内に住宅を施工するという同社の目標を達成した。3Dプリント住宅はオープンイノベーションで研究開発が進められ、国内、海外から80社以上が参加している。
今回の3Dプリンタ住宅は、住宅メーカーの百年住宅、楓工務店、ナベジュウ、ルミノシティなどが施工を担当し、百年住宅の愛知県小牧工場で施工を実施。躯体は、海外のコンソーシアム参加企業の3Dプリンタメーカー2社と共同で出力した。約20トンの躯体の組み上げを3時間で完了し、防水処理や開口部などの住宅施工を開始から23時間12分で完成した。
構造形式は球体の鉄筋コンクリート造(RC造)で、ヨーロッパ基準の断熱性能に対応したリブ補強による2重構造設計となっている。日本基準の耐震性能を備え、今後さらなる耐震性能強化の実証も進める。
まずは、コンソーシアム参加企業向けに、グランピングや別荘、災害復興住宅に対応する「SPHERE」の限定予約を開始。10m2、300万円で提供する。今後、施工時間の3分の2を要した外壁塗装などの仕上げ工程を3Dプリンタで出力できる設計へ変更したり、仕上げ施工箇所のロボット化を進めたりして、施工時間の短縮を図る。
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