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強度と耐熱性を高めたSLS方式3Dプリンタ用の新材料を発売:3Dプリンタニュース
Formlabsは、SLS方式3Dプリンタ「Fuse 1」向けに、3つ目の材料「Nylon 12 GF」を発売する。従来の「Nylon 12」をベースに開発し、剛性と耐熱性を持たせたガラス繊維強化材となる。
Formlabsは2022年3月2日、SLS(粉末焼結積層造形)方式3Dプリンタ「Fuse 1」向けに、3つ目の材料「Nylon 12 GF」を発売すると発表した。従来の「Nylon 12」をベースに開発したもので、剛性と耐熱性を持たせたガラス繊維強化材となる。
ガラス充填(じゅうてん)により強度を強化した他、耐熱性を高めたことで、熱たわみ温度が29.8%向上(1.8MPa)している。
高温環境下で持続的な負荷にさらされても耐え得る頑強なパーツを設計、製造可能で、Fuse 1の機能を有効活用できる。機能確認用プロトタイプなど、高度な機械的特性が求められる用途に加え、最終製品や部品などにも対応する。
SLS方式3Dプリントは、1層ごとに粉末材料を敷き詰めながら、3Dモデルの形状をレーザーで選択的に溶融させて1層ずつ造形する。造形物を周囲の粉末が支えるためサポート材が不要で、自重で造形物がたわむリスクを抑え、高精度な造形ができる。
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