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エプソンが産業用3Dプリンタを開発、材料押し出し式で汎用材料に対応3Dプリンタニュース

セイコーエプソンは、汎用材料を使用できる産業用3Dプリンタを開発したことを発表した。今後、自社内において商業用/産業用機器などの一部部品の量産に、開発した産業用3Dプリンタを活用しつつ、装置としての完成度を高め、商品化を目指す。

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 セイコーエプソンは2022年3月7日、さまざまな汎用(はんよう)材料を使用できる産業用3Dプリンタを開発したことを発表した。最終製品向けのパーツなどを高精度かつ高強度で造形できることから、3Dプリンタの適用範囲を大幅に広げ、多品種生産に対応するマスカスタマイゼーションの推進に貢献するとしている。

今回開発した産業用3Dプリンタの装置本体
今回開発した産業用3Dプリンタの装置本体[クリックで拡大] 出所:セイコーエプソン

 最大の特長は、同社の小型射出成形機に搭載されているフラットスクリュ(インラインスクリュをフラット化した技術)を用いた、独自の材料押し出し積層(MEX:Material EXtrusion)方式を採用している点だ。これにより、一般的に安価に入手可能なペレット材(樹脂、金属)や環境に配慮したバイオマスペレット材、高い耐熱性を有するPEEK材など、汎用的な材料を広く活用できるという。ちなみに、同社グループにおける小型射出成形機の製造/販売は、2018年6月に買収した100%子会社のエプソンテックフオルム(旧:新興セルビック)が行っている。

フラットスクリュを用いた独自の材料押し出し積層方式を採用する
フラットスクリュを用いた独自の材料押し出し積層方式を採用する[クリックで拡大] 出所:セイコーエプソン

 さらに、プリントヘッド内部の圧力制御や造形速度と連動したバルブ調整によって材料の射出量を精密に制御すると同時に、部品強度に影響を及ぼす造形面の温度制御を独自機構で細かく管理することで、造形物の精度と強度の両立を実現している。

 今後同社は、自社内において商業用/産業用機器などの一部部品の量産に、今回開発した産業用3Dプリンタを活用しつつ、装置としての完成度を高め、商品化を目指すとしている。

 また、2022年3月9日に開幕する「2022国際ロボット展(iREX)」(会場:東京ビッグサイト/会期:同年3月9〜12日)のエプソンブースにおいて、開発した産業用3Dプリンタの参考出品が予定されている。

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