ニュース
3Dホログラム映像を視聴できる4K液晶採用のMRディスプレイ:VRニュース
サンリスは、Realfiction製のMRディスプレイ「Dreamoc XL5」の日本での販売を開始した。液晶ディスプレイをフルHDから4Kにアップグレードし、正面と左右の3方向から鮮明な3Dホログラム映像を視聴できる。
サンリスは2022年2月1日、Realfiction製のMR(複合現実)ディスプレイ「Dreamoc XL5」の日本での販売を開始した。フラッグシップモデル「Dreamoc XL4」の後継機種で、フルHDから4Kに液晶ディスプレイをアップグレードしている。
Dreamoc XL5は、4K画像を4面の「Crystalline Optics」に投影することで、正面と左右の3方向から鮮明な3Dホログラム映像を視聴できる。本体は、耐久性に優れたアルミアロイ製を採用している。
本体サイズは1035×550×685mmで、重量は65kg。ディスプレイ内には、ワインボトル程度のサイズの製品を展示できる。3Dホログラム映像が実際の製品にインタラクションするなど、幅広い演出に対応する。
本体とは別に、アクセサリーも販売する。ディスプレイを設置できる専用のスタンドと、周遊展示などで商品を輸送する際に損傷、衝撃などから保護するフライトケースを用意している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 製造業こそ「メタバース」に真剣に向き合うべき
2022年は「メタバース」に関するさまざまな技術やサービスが登場すると予想されます。単なるバズワードとして捉えている方も多いかと思いますが、ユースケースをひも解いてみると、モノづくりに携わる皆さんや設計者の方々にも深く関わっていることが見えてきます。一体どんな世界をもたらしてくれるのでしょうか。 - 日産がMR技術活用で外観目視検査の作業習熟期間を半減、指導工数は9割減
オンラインイベント「製造・自動車業界DXフォーラム2021」において、日産自動車は「【日産自動車が進める生産現場のDX】 Mixed Realityを活用した早期作業習熟の実現」と題し、2021年10月に発表した「ニッサンインテリジェントファクトリー」の取り組みの1つである「MR(複合現実感)を活用した革新的作業指導」について紹介した。 - トヨタが挑戦するxRを活用したもっといいクルマづくりとサービス提供
オンラインイベント「Unity道場 自動車編」において、トヨタ自動車 サービス技術部 主幹の栢野浩一氏が登壇し、「トヨタのxR活用で進める現場DXへの挑戦 〜UnityとHoloLens 2を用いて〜」をテーマに、販売店への展開を中心としたサービス技術領域における「HoloLens 2」を活用した取り組みや、xR技術の試行事例などについて紹介した。 - 工場やオフィスなど現実空間を対象にARコンテンツをレイアウトできる技術
PTCジャパンはメディア向けラウンドテーブルを開催し、同社の産業向けAR(拡張現実)ソリューション「Vuforia Studio」が提供する空間コンピューティング「Area Targets(エリアターゲット)」の特長やその可能性について説明した。 - 3D CADで作った3Dデータを生かし切るVRとARの進化
AI(人工知能)と同じく2016年にブームを迎えたVR(仮想現実)。2017年以降、このVRが、製造業や建設業の設計開発プロセスに大きな変化を与えそうだ。AR(拡張現実)についても、「デジタルツイン」をキーワードに3D CADで作成した3Dデータの活用が進む可能性が高い。 - 「VR=仮想現実感」は誤訳!? VRの定義、「製造業VR」の現状と課題
製造業VR開発最前線 前編では、VRやAR、MRの概要、製造業向けVRの他の分野のVRとは異なる特徴、これまでの状況などを説明する。