テストでバグ発見!(7)状態遷移モデルで扇風機シミュレーターのバグを摘出せよ【出題編】:山浦恒央の“くみこみ”な話(149)(4/5 ページ)
提示された仕様とプログラム(バグを含む)から、自身の手でテストケースを設計し、バグを実際に見つけ、バグレポートまでを作成する実践的なシリーズ「テストでバグ発見!」。今回は、扇風機シミュレーターをテーマとする問題の出題編。状態遷移モデルをベースにしたデバッグに取り組もう。
付録その1:環境構築とコンパイルの手順
今回の問題のプログラムはC言語であるため、環境がない人は下記に従って、環境構築をお願いします。
1.環境構築
MinGWのダウンロードページにアクセスし、インストーラーをダウンロードします。
インストーラーを起動し、「Next」を選択します。
「Settings」画面が現れたら、「Architecture」をx86_64に変更し、Nextを選択します。
「Installation Folder」画面が出てきたら、インストールしたいフォルダを選択し、「Next」を選択します。
インストールが完了したら、「Finish」を選択します。
次に環境パスの設定をする。コントロールパネルを開き、「システム環境変数の編集」を開き、「環境変数(N)」を開く。
「システム環境変数」にある「Path」に先ほどインストールしたmingwのbinまでのパスを入れます。筆者の環境では、「C:\Program Files\mingw-w64\x86_64-8.1.0-posix-seh-rt_v6-rev0\mingw64\bin」を入れました。
2. コンパイル手順
Cコードがあるファイルのパスに移動し(cdコマンドなどで)、コンパイルは、下記のコマンドで実行します。
「gcc ElectricFan.c」でコンパイルを実行します。エラーがない場合は、「a.exe」という実行可能形式のファイルを作成します。
実行する場合は、「input.csv」というファイルをexeファイルと同じ階層においておき、「a.exe」で実行します。「input.csv」がパスにない、既に開いているなどのファイルオープンがうまくいかない場合は、エラー処理が入り、途中でプログラムが終了する場合がありますので注意してください。
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