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FDM方式3Dプリンタの最新モデルを発表、カーボンファイバー材料にも対応3Dプリンタニュース

日本3Dプリンターは、FDM方式3Dプリンタ「Raise3D」シリーズの最新モデル3種を発表した。前モデルより機能が向上した「Raise3D Pro3」「Raise3D Pro3 Plus」、強化繊維樹脂向けのエントリーモデル「Raise3D E2CF」を提供する。

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 日本3Dプリンターは2021年11月1日、FDM(熱溶解積層)方式3Dプリンタ「Raise3D」シリーズの最新モデル「Raise3D Pro3」「Raise3D Pro3 Plus」「Raise3D E2CF」の先行予約販売を開始した。同年12月1日から正式販売する。

左から「Raise3D Pro3」「Raise3D Pro3 Plus」「Raise3D E2CF」
左から「Raise3D Pro3」「Raise3D Pro3 Plus」「Raise3D E2CF」[クリックで拡大] 出所:日本3Dプリンター

 Raise3Dは、低価格ながら高い精度と安定性を備える、ハイエンド3Dプリンタ。スタンダード樹脂から高強度樹脂まで30種類以上の材料に対応し、試作から最終製品まで幅広い用途に利用できる。

 シリーズ最上位機種となるPro3、Pro3 Plusは、前モデル「Raise3D Pro2」のエクストルーダーの構造変更により軽量化した。ホットエンドは、ワンタッチで着脱、交換が可能なカートリッジ式を採用。また、安全性向上のためにドア開閉センサーを装備し、停電復帰機能や省電力モード、AIシステムで機械トラブルを検出して復旧アドバイスを行うEVEインテリジェントアシスタントなども搭載した。

 Pro3の本体サイズは620×626×760mmで、重さは52.5kg、造形サイズは300×300×300mm(シングルヘッド造形時)。Pro3 Plusの本体サイズは620×626×1105mmで、重さは61.2Kg、造形サイズは300×300×605mm(シングルヘッド造形時)だ。

構造変更により機能が大幅に向上した「Raise3D Pro3」
構造変更により機能が大幅に向上した「Raise3D Pro3」[クリックで拡大] 出所:日本3Dプリンター

 E2CFは、炭化ケイ素セラミック(SiC)インサートノズルを装備した、強化繊維樹脂向けのエントリーモデル。デュアルギアエクストルーダーを搭載し、専用サポート材を使用することで、PA12CFなどのカーボンファイバー材料を高速かつスムーズに造形できる。造形中の吸湿を防ぐ専用のドライボックスケースや、ノズルとプラットフォームの距離を自動で維持するベッドレベリング機能などにより、高品質かつ安定した造形に対応する。

 本体サイズは607×596×465mmで、重さは32.4Kg、造形サイズは330×240×240mm(シングルヘッド造形時)となっている。

ベッドレベリング機能を搭載した「Raise3D E2CF」
ベッドレベリング機能を搭載した「Raise3D E2CF」[クリックで拡大] 出所:日本3Dプリンター

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