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3Dプリント義足の海外展開や完全リモート販売の推進を目的に2.4億円を調達:3Dプリンタニュース
インスタリムは、3Dプリント義足の海外展開などを推進するための資金として2億4000万円を調達した。フィリピンの地方都市への販売網拡大や、現地製造販売体制の強化、マーケティング施策を通じてさらなる成長を目指す。
インスタリムは2021年9月30日、3Dプリント義足の海外展開などを推進するための資金として、2億4000万円をシリーズAラウンドにて調達したと発表した。インクルージョン・ジャパン、Mistletoe Japan、慶應イノベーション・イニシアティブ、三菱UFJキャピタル、ディープコアの5社が引受先となり、第三者割当増資を実施する。
同社は、3DプリンティングとAI(人工知能)技術を活用し、従来の約10分の1の価格、納期で3Dプリント義足を提供している。2019年からフィリピンで製造販売を開始し、既に400人以上に3Dプリント義足を届けており、1600人以上が提供を待っている状況だ。
今回得られた資金を使い、現在はフィリピンの首都圏に限定されている販売網を地方都市でも複数拠点化し、現地製造販売体制の強化やマーケティング施策を通じて成長を目指す。また、初期出費を抑えることでより多くの人が購入できるよう、新たにサブスクリプション販売を開始する。
さらに、フィリピンでの事業モデルを他国(インドを予定)でも展開することや、測定から装着、製品提供までを完全リモートで対応できる義足製造販売システムの構築を計画している。
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