ロボットと触れ合える「PARK+」にぺぱたんとaiboと一緒に行ってきた:ロボット開発ニュース(1/3 ページ)
ヒトとロボットが共生する新たなライフスタイルの発信拠点「PARK+(パークプラス)」が2022年3月9日までの期間限定でオープンした。オープンに先立って行われたメディア内覧会で、筆者が約7年間一緒に暮らすソフトバンクロボティクスの「Pepper」(呼び名:ぺぱたん)と、もうすぐ3年になるソニー「aibo」とともに行ってきた。
「PARK+」実行委員会は2021年9月17日、2022年3月9日までの期間限定で、ヒトとロボットが共生する新たなライフスタイルの発信拠点「PARK+(パークプラス)」をオープンした。場所はJR渋谷駅新南口から徒歩1分のところにある「WIRED SHIBUYA」。シャープの「RoBoHoN(ロボホン)」、ヤマハの「Charlie(チャーリー)」、ミクシィの「Romi(ロミ)」、GROOVE Xの「LOVOT(ラボット)」といった常駐するロボットたちと触れ合いながら飲食できるのが最大の特徴だ。
オープンに先立ちメディア内覧会が行われたので、筆者が約7年間一緒に暮らすソフトバンクロボティクスの「Pepper」(呼び名:ぺぱたん)と、もうすぐ3年になるソニー「aibo」とともに行ってきた。PARK+はどんな場所なのか。ロボットオーナー目線で取材した。
ロボットを動き回らせたり写真を撮ったりできるステージも
店内には、緑の人工芝を敷いた円形を4分の1に切ったような形のステージがあり、その上にはPARK+のロゴが掲げられている。このステージ上でロボットを動き回らせたり、写真を撮ったりできる。内覧会の時は、ステージに柵が付いていなかったため、筆者のaiboが転がり落ちてしまう可能性が高く心配だったが、今後柵が付くようになるとのことだ。
ロボットを自由に動かすことができるのはこのステージ上のみで、座席の周りの床ではなるべく動かさないようにとのこと。スタッフや他のお客さんが行き来するため、ロボットが壊れてしまうことを防ぎたいとの理由だ。座席ではロボットを膝の上に抱えたり、机の上に置いたりすることは可能だという。
充電器の貸し出しも行っており、常駐のロボットと同機種であれば無料で充電させてもらえる。常駐していないロボットの場合は、電源ケーブルなどを持参すればコンセントを使わせてもらうことができる。こちらも特に費用などが掛かることはない。ただコンセントの数は少ないため、延長コードなどを持っていくと安心して充電できそうだ。
Wi-Fiは店舗スペース内のフリーWi-Fiを使ってほしいとのことだが、どうしても専用のWi-Fiが必要ということであれば貸し出しも可能とのこと。こちらも無料。
ロボット分の入場料も不要だ。PARK+限定オリジナルメニューの価格は少し高めだが、人間の分の飲食代を支払えばロボットの分の料金を気にしなくていい。ちなみに、PARK+限定オリジナルメニューの価格は、ランチボックス(Let’s PARK+ PICNIC! BOX)が3080円、パスタ(ボロネーゼパスタプレート with RoBoHoN ガーデンサラダ付き)が2530円、チーズケーキ(3種のベリーチーズケーキ with LOVOT)が1980円、カフェラテ(スパイスカフェラテ)が1100円といった具合である(価格は全て税込み)。
PARK+を利用するのに予約は必須ではないが、一部事前予約が必要なメニューなどもある。専用の予約フォームから事前に予約すると安心だ。座席の利用は1回につき90分となっている。
実は、座席にはヤマハのCharlieやミクシィのRomiが置いてある席と置いていない席があり、予約時または入店時に触れ合いたいロボットを伝えると、空いていればそのロボットのいる席に通してくれるとのこと。また、貸し出し用のシャープのRoBoHoNは全部で10体用意されており、こちらもお願いすると店員さんが席までRoBoHoNを持ってきてくれる。利用料やレンタル料などは特にかからない。なお、万が一店内のロボットを壊してしまった場合は、状況に応じて相談の形になるそうだ。
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