上海に付加製造技術の新施設をオープン、アジア太平洋地域の成長を加速:3Dプリンタニュース
BASF 3D Printing Solutionsの自社ブランドForward AMは、Xuberanceと協力して、上海に付加製造技術の新施設「Additive Manufacturing Technical Center」をオープンした。両社の強みを融合し、統合された3Dプリントソリューションを提供する。
BASF 3D Printing Solutionsは2021年8月13日、自社ブランドのForward AMとXuberanceが協力して、上海に付加製造(AM:Additive Manufacturing)技術の新施設「Additive Manufacturing Technical Center(AMTC)」をオープンしたと発表した。
AMTCがあるLingang Science and Technology Parkは、AM産業の拠点となっており、現地のパートナーや顧客との相乗効果を高めている。AMTCは中国をはじめとするアジア地域における、AM市場向けのソリューションや素材に関する専門知識のハブとして機能する。
Forward AMは多様な高性能3Dプリント用素材とエンジニアリング分野の豊富な知識を有し、Xuberanceは3Dプリントのサービスと設計ソリューションに関する分野を得意とする。両社はそれぞれの強みを融合したAMTCを通じて、完全に統合された3Dプリントソリューションをアジア太平洋地域の顧客に提供する。
Forward AMは、世界の主要機器メーカーとの連携を強化し、AMTCに20台以上の3Dプリンタを設置した。これにより、同施設では粉末焼結積層造形(SLS)方式や光造形方式、熱溶解積層(FDM)方式など3Dプリントの主要な技術を利用できる。
Forward AMとXuberanceのパートナーシップは、BASF Venture CapitalがXuberanceに投資することで補完される。この投資は、BASFが進めるAM分野での戦略を強化するもので、Xuberanceのアジア太平洋地域における成長を支援する。
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