コラム
もうやめて! 東芝の綱川さんのライフはとっくにゼロよ!:モノづくり総合版メルマガ 編集後記
元ネタは大人気連載少年漫画のアニメで出てきたせりふなんですが、なかなか使い道多そうですね。
もうやめて! 東芝の綱川さんのライフはとっくにゼロよ!
タイトルから何言ってるんだお前感が大いにあると思うのですが、またまた経営問題が噴出した東芝と関連して、この4月からの約半年間で私が感じている率直な感想がこれなんです。
確かに、2020年度の決算や中期経営計画「東芝Nextプラン」の進捗説明の際に報道陣からいわゆるもの言う株主(アクティビスト)に関する質問がたびたび出ていたことは、今から考えれば予兆だったんでしょう。とはいえ、2021年度に入ってから急転直下、代表執行役社長 CEOの車谷暢昭氏が辞任して、前社長で会長の綱川智氏が再び社長に就任する事態というのは想像していませんでした。当の綱川氏にとっても、晴天のへきれきだったのではないでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫MONOistメールマガジン編集後記バックナンバー
- 東芝の社長に綱川氏が再登板、電撃辞任の車谷氏は「再生ミッションやり切った」
東芝は2021年4月14日、同社 代表執行役社長 CEOの車谷暢昭氏が辞任し、代わって取締役 会長を務める綱川智氏が新たな代表執行役社長 CEOに就任すると発表。同日オンライン会見を行い、辞任の経緯や今後の経営の方向性などについて説明した。 - 東芝は綱川体制でも「Nextプラン」堅持、目標値を修正して2021年10月に中計発表
東芝が2020年度(2021年3月期)連結決算を発表するとともに、新たに代表執行役社長 CEOに就任した綱川智氏の体制による今後の経営方針について説明。前CEOの車谷暢昭氏が推進してきた中期経営計画「東芝Nextプラン」のコンセプトは堅持する一方で、環境変化に応じた計画修正を図り、2021年10月発表予定の「22〜24年中期計画」に反映する。 - 国内11社が量子技術応用の協議会を設立へ「産業応用でも世界をリードする」
量子技術による社会構造変革を目指す民間企業11社は、業界の垣根を越えて量子技術を応用した新産業の創出を図るための協議会である「量子技術による新産業創出協議会」の設立に向けた発起人会を開催。今後は2021年7〜8月の協議会設立に向けて、より多くの企業の参加を目指して具体的な準備を進めていく方針である。 - JEITA会長に東芝CEOの綱川氏が就任、脱炭素化のコンソーシアムを設置予定
JEITAは2021年6月3日、同月2日付で前会長 代表理事の石塚茂樹氏が任期満了で退任し、新しく綱川智氏(東芝 取締役会長 代表執行役社長 CEO)が同 代表理事 会長に就任したことを発表した。 - 混迷深まる東芝の経営体制、2021年内をめどに再構築へ
東芝は、2021年度(2022年3月期)第1四半期(4〜6月期)の連結業績を発表するとともに、前代表執行役社長 CEOの車谷暢昭氏が2021年4月に辞任してから混迷した状況にある同社の経営体制の方向性について、現代表執行役社長 CEOの綱川智氏が説明した。