毎秒250mmで安定した精密造形ができる、一般向けFDM方式3Dプリンタ:3Dプリンタニュース
サンステラは、最高250mm/sの造形に対応する、一般向けFDM(熱溶解積層)方式3Dプリンタ「Creality 3D Ender-7」を発売する。従来機より1.4倍高速で、安定した精密造形が可能な機種を一般向け価格で提供する。
サンステラは2021年8月2日、最高250mm/sの造形に対応する、一般向けFDM(熱溶解積層)方式3Dプリンタ「Creality 3D Ender-7」を同月中旬に発売すると発表した。価格は8万9000円で、発売を記念して同月31日までは7万9000円で提供する(いずれも税込み)。
Creality 3D Ender-7は、中国の3DプリントメーカーShenzhen Creality 3D Technologyのフラッグシップモデルとなる。従来機の1.4倍の速度での造形を可能にしながら、一般向けの価格帯で提供する。
印刷中の傾きを防ぐCore-XY構造と、振動の抵抗を減らすリニアレール技術を採用。加えて、デュアルモーターの並列運転による協調動作が、高速かつ安定した高精度印刷を可能にしている。
フルメタルのデュアルギアエクストルーダーは、強く均一な押し出しパワーで連続的かつ安定的にフィラメントを供給する。大容量のノズルにより、溶融容積を50mm3、加熱ブロック容積を4000mm3とした。
エクストルーダーのデュアル冷却ファンには、独自のバタフライ型ウイングダクトを採用。これにより、従来のシングルファンよりも全体の風量が169%増加した。
本体サイズは430×460×570mm、重さは17.2kgで、最大造形サイズは250×250×300mm、積層ピッチは0.1〜0.4mmとなる。フィラメントは1.75mmのPLA、ABS、PETGなどに対応する。標準のノズル径は0.4mmで、オプションで0.2mm、0.8mm、1.2mmも用意している。
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