VR、DCC、深層学習向けのワークステーションを発売:VRニュース
アスクは、VR、DCC、深層学習推奨ワークステーションとして、「NVIDIA RTX A6000」組み込みモデルの販売を開始する。48GBの大容量メモリと組み合わせてワークロードを大幅に軽減する。
アスクは2021年7月19日、プロフェッショナル用グラフィックスボード「NVIDIA RTX A6000」を搭載した、VR(仮想現実)、Digital Contents Creation(DCC)、深層学習向けの推奨モデルを発売した。48GBの大容量メモリと組み合わせることで、ワークロードを大幅に軽減する。
組み込みモデルのラインアップは、日本HPが販売するワークステーション「HP Z8 G4 Workstation」「HP Z6 G4 Workstation」「HP Z4 G4 Workstation」の3モデル。3年標準保証、翌日修理対応付きで利用できる。
NVIDIA RTX A6000はNVIDIA AmpereアーキテクチャGPUを採用しており、1万752基のCUDAコア、336基のTensorコア、84基のRTコアを搭載。48GBのメモリと組み合わせて、ワークロードを大幅に軽減する。
Z8 G4モデルは、デュアルプロセッサ構成時で最高48コア、96スレッドのシステムを可能にする。CAEおよびCAD、3Dアニメーション、高解像度のビデオオーディオ編集のほか、膨大なデータ処理が必要な構造解析などで活用できる。
Z6 G4モデルは、デュアルプロセッサ構成時で最高48コア、96スレッドのシステムを構成。高いシャーシ性能を持ち、より導入しやすい構成を選択できる。
また、Z4 G4モデルは、最大10コアを搭載でき、ワークステーションに求められる高い演算能力を提供する。シャーシデザインは、従来モデルと比べてコンパクトになった新設計を採用している。
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