最新の3D技術で海洋生物の研究をするプロジェクト、中学生の研究生を募集:3Dプリンタニュース
日本財団「海と日本プロジェクト」は、中学生を対象とした「海洋研究 3Dスーパーサイエンスプロジェクト」の研究生を募集している。最新3D技術を活用した海洋生物の研究を通じ、多様な分野で活躍できる人材の輩出を目指す。
日本財団「海と日本プロジェクト」は2021年6月15日、中学生を対象とした、2021年度「海洋研究 3Dスーパーサイエンスプロジェクト」の研究生募集について発表した。
同プロジェクトは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施するイベントだ。最新の3D技術を活用した海洋生物の研究を通じて、物事を深く追求できる人材の育成や、将来さまざまな分野で活躍できる人材の輩出を目指す。
対象は都内近郊か関東エリアに在住している、海洋と3Dに興味がある中学生で、募集人数は8人。5回ほどの実習、発表に参加できることが条件となる。応募は海洋研究 3DスーパーサイエンスプロジェクトのWebサイトからエントリーシートをダウンロードし、同実行委員会宛てに郵送する(締め切り:2021年7月10日)。
研究生には3DプリンタとPCを無料で支給し、オンラインと対面の実習授業を実施する。授業は90分のオンライン講義が10コマ、対面での実習が4コマ、最終研究発表が1コマとなっている。受講料は無料で、3Dプリンタはプロジェクト終了後も研究生の手元に残る。
日本財団「海と日本プロジェクト」によると、現在、日本は3D教育において後進国であり、3D技術者や教育者の不足が深刻な問題になっている。中学生から3Dに触れる機会を設けることは、将来の3D技術者や研究者の育成につながる。また、近年ではさまざまな研究分野で最新の3D技術が活用されていることから、今回のプロジェクトが海洋研究、海洋開発の発展に寄与することが期待される。
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