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コロナ禍でも着実成長のベッコフ、リニア搬送装置やTwinCATの機能を強化FAニュース(1/2 ページ)

ドイツのBeckhoff Automation(以下、ベッコフオートメーション)は、産業向けオンライン展示会「Hannover Messe 2021 Digital Edition」(2021年4月12〜16日)でプレスカンファレンスを開催。業績などのアップデートと共に産業用PC(IPC)やI/O、リニア搬送装置などの新製品や新機能などを紹介した。

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 ドイツのBeckhoff Automation(以下、ベッコフオートメーション)は、産業向けオンライン展示会「Hannover Messe 2021 Digital Edition」(2021年4月12〜16日)でプレスカンファレンスを開催。業績などのアップデートと共に産業用PC(IPC)やI/O、リニア搬送装置などの新製品や新機能などを紹介した。

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オンラインプレスカンファレンスで説明するベッコフオートメーション創業者で社長のハンス・ベッコフ(Hans Beckhoff)氏(クリックで拡大)出典:ベッコフオートメーション

COVID-19環境下でも着実に成長

 2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を大きく受けた1年となったが、その中でも中国の風力発電機向けでの関連製品受注が大きく成長。COVID-19向けの医療機器用途などでもさまざまな協力を進めたという。これらの取り組みにより2020年は厳しい状況下においても売上高でも前年比2%成長を実現し、売上高9億2300万ユーロ(約1200億円)になったという。

 2021年の第1四半期(1〜3月)も販売も前年比15%増、受注も同30%増と成長傾向が持続している。これらに合わせて体制強化も進んでおり2021年4月時点での従業員数は4500人に拡大。その内エンジニアが1900人だという。ドイツ以外の海外子会社は39社となり、75の国や地域で製品の販売を行えるようになっているという。

 ベッコフオートメーション創業者で社長のハンス・ベッコフ(Hans Beckhoff)氏は「ベッコフオートメーションは2020年に40周年を迎えた。PCベースコントロールが世界の標準になると考え、1980年に最初のマイクロプロセッサーコントロールボードを販売してから、関連する製品群を拡大してきた。現在は『IPCの会社』『I/Oの会社』『モーションの会社』『制御の会社』などさまざまな顔を持つようになった」と成長を振り返っている。

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ベッコフの製品リリースの歴史(クリックで拡大)出典:ベッコフオートメーション

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