標準フォーマットに対応し、高速化した3Dプリンタ用スライス処理ソフトの最新版:3Dプリンタニュース
日本ユニシス・エクセリューションズは、3Dプリンタ用スライス処理ソフトウェアの最新版「AMmeister Ver3」を発売した。標準的なスライスフォーマットへの対応や、光造形3Dプリンタ向けサポート自動設計機能を強化している。
日本ユニシス・エクセリューションズは2021年3月31日、3Dプリンタ用スライス処理ソフトウェアの最新版「AMmeister(エーエムマイスター) Ver3」を発売した。3Dプリンタメーカー向けに、3年間で100セットの販売を見込む。
最新版では、スライスデータの出力フォーマットを拡張し、CLIやSVGなど標準的なスライスフォーマットに対応。これまでAMmeisterを使用する際に必要だった、スライスデータのインタフェースの作り込みが不要になった。また、Gコード対応により、造形精度の向上も図っている。
Ver2に搭載した、光造形3Dプリンタ向けのサポート自動設計機能も強化した。形状を支える機能はそのままに、不要なサポートが付かないように改良することで、サポートの取り外しを容易にした。
計算速度はVer2の倍以上に高速化している。また、領域指示による斜めサポート作成、モデルの配置機能、サポート作成パラメーターの保存機能など、操作性も向上した。STL-EDITオプションとして、造形モデルの余剰成長を見込んだ変形が可能なZ補正機能も用意している。
「AMmeister SLICE-PKG(スライス処理)」「AMmeister SUPPORT-PKG(光造形用サポート自動設計)」「AMmeister STL-EDIT-OPT(Z補正を含むSTL編集機能)」の3パッケージを販売し、価格(年額)はそれぞれ33万円、110万円、33万円となっている。
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