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COVID-19ワクチン候補原薬の量産強化、富士フイルム子会社が米国2拠点で工場ニュース

富士フイルムは2020年2月15日、バイオ医薬品の開発および製造受託会社(CDMO)であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(以下、FDB)の米国テキサス拠点で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン候補の原薬製造を開始したことを発表した。FDBによるCOVID-19ワクチン候補原薬の製造はノースカロライナ拠点に続き2拠点目で、原薬量産を加速させる方針だ。

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 富士フイルムは2020年2月15日、バイオ医薬品の開発および製造受託会社(CDMO)であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(以下、FDB)の米国テキサス拠点で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン候補の原薬製造を開始したことを発表した。FDBによるCOVID-19ワクチン候補原薬の製造は、米国ノースカロライナ拠点に続き2拠点目で、さらに原薬量産を加速させる方針だ。

 FDBは、米国のバイオテクノロジー企業であるNovavaxが開発中で、米国政府が立ち上げた官民連携プロジェクト「Operation Warp Speed」が開発を支援するCOVID-19ワクチン候補の1つでもある「NVX-CoV2373」の原薬製造を受託している。ノースカロライナ拠点では、2020年7月から2000L細胞培養タンクを用いて「NVX-CoV2373」の原薬の量産を開始。さらに、米国政府の助成の下、テキサス拠点で進めてきた2000L細胞培養タンク9基の設置を完了し、「NVX-CoV2373」の原薬製造を開始した。今後は2拠点での量産体制により、米国のCOVID-19ワクチン候補の安定的供給を進める方針だ。

 加えて、同社の英国拠点においてもCOVID-19ワクチン候補の原薬の量産準備を開始している。今後、FDBでは、米国ノースカロライナ拠点より移管した生産プロセス技術と2000L細胞培養タンクを用いて、英国政府が調達する「NVX-CoV2373」の原薬製造を英国拠点で行う計画だとしている。

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