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そばをLiDAR搭載ロボットが配膳、高輪ゲートウェイで無人デリバリーの実証実験サービスロボット(1/2 ページ)

ZMPは2020年8月12〜16日にかけて、高輪ゲートウェイ駅前のイベントエリア「Takanawa Gateway Fest」で、同社のデリバリーロボット「DeliRo(デリロ)」による無人デリバリーサービスの実証実験を実施する。顧客は店員と非接触、非対面で、着席したまま食事の注文や受け取りが行える。

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 ZMPは2020年8月12〜16日にかけて、高輪ゲートウェイ駅前のイベントエリア「Takanawa Gateway Fest」で、同社のデリバリーロボット「DeliRo(デリロ)」が食事の注文受け付けから決済、配達を全て遂行する無人デリバリーサービスの実証実験を行う。顧客は店員と対面でやりとりすることなく、着席したまま食事の注文や受け取りを済ませられる。サービス提供時間は各日ともに午前11時〜午後2時と午後3時〜午後6時。

同社のデリバリーロボット「DeliRo(デリロ)」[クリックして拡大]
同社のデリバリーロボット「DeliRo(デリロ)」[クリックして拡大]

 今回の実験に使用するDeliRoは、機体後部に収納ボックスを搭載した無人自動運転ロボットだ。機体上部にはLiDAR(Light Detection and Ranging:ライダー)を備え付けている。LiDARでリアルタイムで取得した周囲の環境情報を、事前に作成した周辺環境地図と照らし合わせて周囲の物体の動きなどを把握する、マップマッチング方式を活用して自動走行を行う。この他、管理者が機体の様子を把握するための遠隔監視用ステレオカメラ、歩行者など障害物との接触を感知するバンパーセンサーなども搭載している。

 最大積載量は約50kg。収納ボックスは複数のロッカーで区分けされており、個別にロックもかけられるので、一度の配達で複数の宛先に荷物を届けることも可能である。走行速度は最大で時速6km。ただし、実証実験の期間中は歩行者が多いため、平均時速4km程度での走行になると予想される。1時間の充電で最大約4時間の連続稼働が可能で、実証実験では非稼働時間帯である午後2時〜午後3時の間に充電する予定だ。

DeliRoの収納ボックスはロッカーで区分けされている[クリックして拡大]
DeliRoの収納ボックスはロッカーで区分けされている[クリックして拡大]

 実証実験では、Takanawa Gateway Fest内の飲食スペースに設置されたテーブルのうち、2卓をデリバリーサービスの専用席に設定した。また今回デリバリー注文に対応するのは、JR東日本フーズがTakanawa Gateway Fest限定で出店する「高輪 SOBA 二八」の1店舗のみとなっている。

Takanawa Gateway Fest飲食スペース(左)内に専用席が設けられている(右)[クリックして拡大]

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