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プラズマクラスター空気清浄機とも連携!? シャープのスマートオフィスサービス製造業IoT(1/2 ページ)

シャープは、同社のデジタル基盤「AIoTプラットフォーム」を用いたスマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」の提供を開始する。オフィス向け新製品であるデジタルフルカラー複合機やNASなどのCOCORO OFFICE対応機器の導入と併せて、COCORO OFFICEを5年間利用できるIDをライセンスする方針だ。

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 シャープは2020年7月27日、オンラインで会見を開き、同社のデジタル基盤「AIoTプラットフォーム」を用いたスマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」の提供を開始すると発表した。同年8月3日発売のオフィス向け新製品であるデジタルフルカラー複合機「BP-30C25」やNAS「BP-X1ST08/BP-X1ST04」などのCOCORO OFFICE対応機器の導入と併せて、COCORO OFFICEを5年間利用できるID(企業ID:1、ユーザーID:5)をライセンスすることにより、導入企業はクラウド型Web会議サービス「TeleOffice」やビジネスチャット「LINC Biz」などのアプリケーションも利用可能になる。同社の代理店と連携しながら中小企業向けを中心に提案を進めていく方針だ。

 同社は2019年10月、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせたAIoTの事業戦略を発表。併せて、AIoTプラットフォームを手掛けるAIoTクラウドと、より幅広くスマートライフサービスを展開するSHARP COCORO LIFEという2つの子会社の設立も発表している。今回発表したCOCORO OFFICEは、B2C向けにSHARP COCORO LIFEが展開するスマートライフサービス「COCORO LIFE」とともに構想されていた、B2B向けのスマートオフィスサービスになる。

シャープのビジョン
シャープのビジョン。2019年10月に発表したデジタル基盤の「AIoTプラットフォーム」、スマートライフサービス「COCORO LIFE」に続き、スマートオフィスサービスの「COCORO OFFICE」の提供を開始する(クリックで拡大) 出典:シャープ

 シャープ 専務執行役員で8Kエコシステムグループ長 兼 ビジネスソリューション事業本部長の中山藤一氏は「国内で人手不足が進む中、働き方改革の法制度導入などによって、企業の抱えるさまざまな課題の解決が求められている。そこに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大という課題も重なり、コミュニケーションの変化やデジタル中心の働き方への変化に対応が必要になっている」と指摘する。

 今回発表したCOCORO OFFICEは、これらの課題解決に向けて開発したサービスだ。AIoTプラットフォームにつながるID「COCORO OFFICE ID」を起点に、「コミュニケーション」「業務効率化」「セキュリティ」「サポート」という4つのカテゴリーでさまざまなアプリケーションや対応機器、サービスを展開していく。

「COCORO OFFICE ID」が起点になる
「COCORO OFFICE ID」を起点に、さまざまなアプリケーションや対応機器、サービスを展開する(クリックで拡大) 出典:シャープ

 まず「コミュニケーション」では、開発から5年近く歴史を積み重ねてきたクラウド型Web会議サービスのTeleOfficeや、ビジネスチャットのLINC Bizを提供する。「業務効率化」ではクラウド勤怠管理システムの「dynaCloud勤怠」の他、コンビニで印刷を行えるネットワークプリント、「セキュリティ」ではF-Secureのエンドポイント向けソリューション「F-Secure PSB Computer Protection」やデータ復旧サービスなどを用意。「サポート」では、専用コールセンターによるオフィスITサポートサービスや、365日24時間対応のオンサイト保守などの利用が可能になる。

コミュニケーション業務効率化 「COCORO OFFICE」の「コミュニケーション」(左)と「業務効率化」(右)で提供するサービスや対応機器(クリックで拡大) 出典:シャープ
セキュリティサポート 「COCORO OFFICE」の「セキュリティ」(左)と「サポート」(右)で提供するサービスや対応機器(クリックで拡大) 出典:シャープ

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