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ウイルス除去効果があり再使用可能な3Dプリントマスクの開発を開始:医療機器ニュース
名古屋大学、三井化学、フレンドマイクローブは、ウイルス除去効果のある不織布製の使い捨てフィルターと、3Dプリンタを活用した新規マスクの開発を開始した。
名古屋大学は2020年5月11日、三井化学、フレンドマイクローブと共同で、3Dプリンタを活用した新規マスクの開発を開始したと発表した。ウイルス除去効果のある不織布製の使い捨てフィルターと、3Dプリンタで作製する再使用可能なマスク本体を組み合わせたものだ。
樹脂や形状を素早く検討するために、マスク本体の作製には3Dプリンタを使用。モニター販売しながら、掛け心地などの改良を重ねていく予定だ。顔の形や大きさに合うオーダーメイドのマスク開発も視野に入れている。
また、抗ウイルス効果のある酵素や薬剤の探索を進め、マスクへの適用を検討している。マスク本体は、洗浄や消毒ができる素材で作製する予定だ。
名古屋大学と三井化学は、以前から不織布の新規用途の共同開発を進めていた。新型コロナウイルスの世界的流行に伴い、使い捨てマスクの供給不足は続いている。布マスクの使用も増えているが、ウイルス除去効果のある不織布に比べて網目が大きく直接的なウイルスの除去は期待できないという問題がある。
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