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リコーが新型コロナ対策支援に向けてフェイスシールドを生産・無償提供へ3Dプリンタニュース

リコーは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応する医療現場への支援として、フェイスシールドの生産を開始し、感染症指定医療機関に対して無償提供することを発表した。

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 リコーは2020年4月20日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応する医療現場への支援として、フェイスシールドの生産を開始し、感染症指定医療機関に対して無償提供することを発表した。

 同社グループの生産関連拠点であるリコー厚木事業所(神奈川県厚木市)で生産を開始する。同事業所の3Dプリンタや金型を用いた量産技術を活用することで、同年4月中に1000個、5月末までに7000個、合計8000個のフェイスシールドを生産する計画である。

 生産したフェイスシールドは、厚生労働省から感染症指定医療機関(特定感染症指定医療機関及び第一種感染症指定医療機関)として指定されている全国57の医療機関に対して、順次無償提供される。

リコーが生産を開始するフェイスシールドフェイスシールドの装着イメージ (左)リコーが生産を開始するフェイスシールドと(右)装着イメージ ※出典:リコー [クリックで拡大]

 今回の取り組みは、英国テルフォードの製造・事業開発拠点であるRicoh UK Productsがフェイスシールドを生産し、同国のNational Health Service(NHS:国民保健サービス)に提供したことを受けて、開始されたものである。Ricoh UK Productsでは現在、週4万個の提供を目指し、フェイスシールドの生産に取り組んでおり、同様の取り組みを世界各地で展開できるよう、同社グループでの検討が進められている。

デジタルサービスを活用した支援にも注力

 その他、同社グループでは在宅勤務を基本とした働き方を実践するとともに、中小企業のリモートワーク環境の構築支援や、学校、医療機関などに対する遠隔コミュニケーション支援など、デジタルサービスを活用して生産性向上と感染拡大防止の両立を支援する取り組みにも力を入れているという。

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