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Formlabs、硬くて丈夫なパーツ造形に最適な新素材「Tough 2000 Resin」を発表3Dプリンタニュース

Formlabsは、同社の光造形方式3Dプリンタ「Form 3」「Form 2」などで使用可能な新素材「Tough 2000 Resin」を発表した。

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 Formlabsは2020年3月19日(米国時間)、同社の光造形方式3Dプリンタ「Form 3」「Form 2」などで使用可能な新素材「Tough 2000 Resin」を発表した。

 Tough 2000 Resinは、硬くて丈夫なパーツの造形に最適な「Tough Resin V5」を再開発した新素材で、ハウジングや筐体、治具、固定具、機械式コネクターといった機能パーツのプロトタイプ製作が可能である。外観色は新しいグレーカラーとなる。また、圧縮、伸び、曲げ、衝撃に強いとされる素材ファミリー「Tough and Durable Resins」の中でも、Tough 2000 Resinは最も強く硬い素材であり、剛性と強度の観点においてABSを厳密にシミュレートしているという。

Tough 2000 Resinを用いた造形サンプル
Tough 2000 Resinを用いた造形サンプル ※出典:Formlabs [クリックで拡大]

 強度、剛性、伸びといった特性は一般的に相反するが、Tough 2000 Resinは従来のTough Resin V5と比較して、全ての特性が向上。Tough Resin V5よりも脆性(ぜいせい)が低く、強度などが向上している(表1表2)。なお、Tough 2000 Resinは「Rigid Resin」および「Elastic Resin」と同様の高性能成分を使用しているため、造形時には「Form 2 Resin Tank LT」または「Form 3 Resin Tank V2」が必要となる。

Tough Resin V5 Tough 2000 Resin
破断時伸び 23% 48%(改善率+109%)
曲げ強さ 57MPa 65MPa(改善率+14%)
曲げ弾性率 1.6GPa 1.9GPa(改善率+19%)
表1 物理特性比較

Tough Resin V5 Tough 2000 Resin
熱たわみ温度
(@1.8MPa)
43℃ 53℃(改善率+23%)
熱たわみ温度
(@0.45MPa)
47℃ 63℃(改善率+34%)
表2 熱特性比較

 Tough 2000の「2000」という数値は、引張弾性率(MPa)を表している。同社は、新たなエンジニアリング系レジンを開発するに当たり、「形容詞+数値」で構成される命名規則を採用。Tough and Durable Resinsファミリーにおいても各素材の剛性が分かるように、主要な分類特性として、MPaを使用しているという。

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