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ITとOTをシームレスに接続し、スマートファクトリーを可能にするTSN IP組み込み開発ニュース

ソシオネクストは、タイムセンシティブネットワークIPを開発した。FPGAやASICへ実装可能で、次世代ネットワーク技術であるイーサネット通信のTSN規格「IEEE 802.1 サブセット」と、その評価環境に準拠する。

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 ソシオネクストは2020年2月13日、タイムセンシティブネットワーク(TSN:Time Sensitive Network)IPを開発したと発表した。FPGAやASICへ実装可能で、次世代ネットワーク技術であるイーサネット通信のTSN規格「IEEE 802.1 サブセット」と、その評価環境に準拠する。

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TSN IPのブロックダイヤグラム 出典:ソシオネクスト

 新しいTSN IPは、産業機器同士の通信を想定し、2ポートのディジーチェーン接続に対応。リンク速度は1Gbps、転送遅延は400ナノ秒以下、ジッタは0.1μs以下だ。

 高速応答を必要とするモーションコントローラーや、ネットワーク通信で使用するリモートI/Oなど、さまざまな産業機器での利用を見込む。また、情報技術と運用技術におけるネットワークを融合できるTSN IPを利用することで、スマートファクトリーの構築が期待できる。

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TSN IP評価ボード(クリックで拡大) 出典:ソシオネクスト

 FPGA評価ボード、IP実装のためのスタートアップマニュアル、Linuxオープンソースドライバソフトウェア、IPコアライブラリも提供する。TSNを搭載した産業機器アプリケーションの評価と開発の支援とともに、カスタムSoC開発もサポートする。

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