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健康計測機器分野でタニタとエー・アンド・デイが業務提携:医療機器ニュース
タニタとエー・アンド・デイは、健康計測機器分野で業務提携した。「タニタアルゴリズム」を搭載したエー・アンド・デイの家庭用体組成計「UC-421BLE」を2020年夏に発売するほか、相互にOEM供給する。
タニタは2020年2月19日、健康計測機器分野で、エー・アンド・デイと業務提携したと発表した。「タニタアルゴリズム」を搭載したエー・アンド・デイの家庭用体組成計「UC-421BLE」を、同年夏に発売する。また、相互にOEM供給し、両社のラインアップ拡充を図る。
タニタアルゴリズムは、1992年の家庭用体脂肪計を発売以来、国内外で計1万5000件以上の生体データを集めて開発。体組成計はメーカーごとに独自のアルゴリズムを使用しているため、体脂肪率などの計測数値が異なる。今回の連携により、体組成計技術の標準化を進めていきたい考えだ。
OEMの新商品としては、エー・アンド・デイから、タニタの体組成計測アルゴリズムを搭載した自動身長計付き体組成計「AD-6551」を2020年3月に発売する予定。タニタからは、業務用の全自動血圧計「BP-910」を同年7月に発売する。
市場拡大が進むヘルスケア業界は、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)を含めたさまざまな業種からの新規参入がある。両社は、構造改革が進むヘルスケア市場で競争優位性を高めるため、今回の業務提携に至った。
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