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クルマがよくなったのに、なんだか悲しいフルモデルチェンジオートモーティブメルマガ 編集後記

根が陰湿なので、クルマへの愛情の向け方もなんとなくジメっとしてしまいがちです。

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 この記事は、2020年2月19日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


クルマがよくなったのに、なんだか悲しいフルモデルチェンジ

 読者の皆さまの20代を象徴するものって、何でしたか。

 筆者の場合は、20代は公私ともにクルマがそばにありました。しかし先日、愛車の最新モデルに乗ってとてもがっかりしました。クルマ自体はそつのない出来で、多くの人は乗っていて不満はないと思いますし、先進技術も充実していました。ただ、20代を一緒に過ごして思い入れたっぷりのクルマの後継として見ると、何かを決定的に欠いていました。クルマに対する公私の「私」の方の何かが終わってしまった感じがしています。

 公私の「公」の方はもちろん、自動車関連の取材です。新卒で入社したのは自動車の業界紙で、自動車業界の全体像や、自動車部品と関連する技術を一から勉強しながら取材に行く日々でした。その裾野の広さやスケールの大きさ、理解の追い付かなさにくじけそうになることの方が多いくらいでした。ここで出てくるのが愛車のアウディ「A1」です。


赤い方が筆者のA1、緑のが新型A1です。どちらもかわいいですね(クリックして拡大)

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