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ミラー屋の仕事を電機メーカーが奪うような、いつかの想像が現実になる今日オートモーティブメルマガ 編集後記

ずっと同じ仕事をしているので、時々しみじみする出来事が増えてきました。

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 この記事は、2019年11月20日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


ミラー屋の仕事を電機メーカーが奪うような、いつかの想像が現実になる今日

 社会人歴、つまり自動車の記事を書く職業に就いて7年目の冬を迎えようとしています。その時期の大半で自動車部品や自動車技術に立ち向かってることになります。1年目は、本当に何も知らないところからのスタートでした。文章の書き方どころか、自動車と業界のことも知らないのです。東証一部に上場している自動車部品メーカーのほとんどの名前を聞いたこともありませんでしたし、もちろん海外のサプライヤーの名前も知りません。当然のことながら、クルマにどんな部品があるか、一から勉強でした。

 そんなころ、大先輩が「カーナビメーカーは面白いよ。これから、自動車メーカーが純正装備に選ぶような、広く普及する技術やアイデアはカーナビメーカーから出てくると思うんだ」と話していたのを、先日ふと思い出しました。その先輩はパイオニアのヘッドアップディスプレイ(HUD)に注目していました。しかし、当時の筆者にはサンバイザーに取り付けるのがちょっとカッコ悪いような気がしていて、風景に重ねて情報を見られることの何がそんなに便利なのかよく分からずにいました。

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