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データを外部に出さず運用、製造業向けオンプレミスIoTシステム製造ITニュース

西菱電機は、製造業向けのオンプレミスIoTシステムの提供を開始した。IoTサーバ、IoT機器、ソフトウェアライセンスで構成され、データを社内に設置したサーバに蓄積することで、外部にデータを出さない運用ができる。

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 西菱電機は2019年9月18日、製造業向けのオンプレミスIoT(モノのインターネット)システムの提供を開始した。IoTサーバ、IoT機器、ソフトウェアライセンスで構成され、データを社内に設置したサーバに蓄積することで、外部にデータを出さない運用ができる。

 同システムでは、自社内の閉じたネットワーク環境下でシステム構築と運用ができる。IoTで収集した「個別工程の機械の稼働状況」「ラインや製造工程先般の機械の稼働状況」などに関するデータを自社内に設置したサーバに蓄積するため、IoT導入の課題となるセキュリティを強化する。

 IoTデータの表示機能では、「過去2時間」「過去24時間」「先週」から期間を選択でき、表示形式は「折れ線グラフ」「棒グラフ」「表形式」を用意する。また、IoTデータの収集に加え、蓄積機能と情報共有機能(掲示板)も備える。

 初期構成から、ユーザーのニーズに合ったカスタマイズも可能だ。例として、センサー、ゲートウェイなどのIoT機器の新規開発、収集データの指定ファイルへの出力、アプリケーションデザインの変更が挙げられる。

 経済産業省の「2019年版ものづくり白書」によると、製造ラインでのデータ活用の動きは拡大しているという。一方でIoT導入には、「第三者に乗っ取られるリスク」「リアルデータやプライバシー情報の保管」「モノの制御に伴う安全性のリスク」などの課題がある。同システムは、こうした課題に対応するソリューションとなる。

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システム構成図 出典:西菱電機

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