個人情報の使われ方、気持ち悪かったり、そうでもなかったり
メッセージをやりとりするアプリの1つに「LINE」がありますが、知人の中に、かたくなにLINEを使おうとしない人がいます。その知人はLINEを使わない理由として、「付き合いたくない人と意図せずつながってしまうことが嫌だ」と話していました。スマートフォンの連絡先からLINEのアカウントがひもづけられたり、LINEでグループが作られたときにLINEの「友達」でない人とつながったりすることに抵抗感があるのだそうです。その知人はLINEのプライバシー設定の機能をよく知らないようでした。
今はさまざまな個人的な情報の提供と引き換えに利便性を受け取っています。例えば、SNSを閲覧している時には、より興味を持つであろう投稿が優先して表示されます。インターネット通販では「これもどうですか」とさまざまな商品がお薦めされます。Googleマップに表示される渋滞情報は、誰かが提供した位置情報の集合体です。飲食店を検索すれば、現在地に近い場所を優先して示すようになっています。LINEのアカウントがあるからこそ便利なことも、メッセージのやりとり以外にいろいろあることでしょう。
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