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SAPジャパン、研究開発組織と共創イノベーション施設の新設を発表製造マネジメントニュース

SAPジャパンはグローバル研究開発組織「SAP Labs Japan」の設立と、共創イノベーション施設「SAP Leonardo Experience Center Tokyo」の開設を発表した。両施設を密接に連携させて、日本企業のデジタル変革が加速するよう支援する方針だ。

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 SAPジャパンは2019年8月5日、グローバル研究開発組織「SAP Labs Japan」を設立した。また、同日に共創イノベーション施設「SAP Leonardo Experience Center Tokyo」を開設した。

 SAP Labsは世界各地に設立される研究開発組織で、SAPソリューションの開発や改善、イノベーションの創出に取り組んでいる。世界のSAP LabsはSAP Labs Networkとして連携を取りながら、それぞれの市場においてユーザーやパートナー、大学、スタートアップ企業とともにエコシステムを構築している。

 今回設立されたSAP Labs Japanでは、「SAP標準ソリューションの日本市場向け機能を拡張する」「イノベーションを起こそうという企業文化の醸成を、SAPジャパン内で加速していく」「日本が強みを持つ分野での知見をSAPグローバルソリューションの開発に生かす」ことを目的として、SAPソリューションの研究開発に取り組む。当初は約40人体制でスタートし、2020年までにさらに40人を増強する。

 SAP Leonardo Experience Center Tokyoには、「ヒューマン・インタラクション・スペース」と「デジタル・インタラクション・スペース」が用意されている。IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ブロックチェーンなど、デジタル化促進のために必要な要素を物理的に集約した、SAPとして世界初の施設となる。

 ヒューマン・インタラクション・スペースは、人と人による共創、デザインシンキングのための施設で、ディスカッションや試作、アイデアソンを開催できる環境が整備されている。

 デジタル・インタラクション・スペースは、デザインシンキングによって生まれたアイデアを具体的にイメージ化できる施設。その中の「Immersive Experienceルーム」では、デジタル変革後の状況を360度で仮想体験できる。

 SAPジャパンは、三菱地所と協同でコラボラティブスペース「Inspired.Lab」を運営している。SAP Labs Japanの一部オフィスとSAP Leonardo Experience Center Tokyoも、Inspired.Labと同じ大手町ビル(東京都千代田区)内に開設される。

 SAPジャパンは大手町エリアに併設したこれらの施設を密接に連携させつつ、ユーザーやパートナー企業と共創し、日本企業のデジタル変革が加速するよう支援していく。

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