レノボ、薄型軽量かつ高性能な15.6型モバイルワークステーションを発売:CADニュース
レノボ・ジャパンは、モバイルワークステーション「ThinkPad P53s」「ThinkPad P1 Gen2」を発売した。セキュリティ機能が充実したP53sと、最新プロセッサ搭載のGen2、どちらも薄型軽量ながら高性能で、モバイルワークの生産性を向上する。
レノボ・ジャパンは2019年7月2日、15.6型モバイルワークステーション「ThinkPad P53s」とプレミアムモバイルワークステーション「ThinkPad P1(Gen2)」を発売した。価格は、ThinkPad P53sが25万4000円から、ThinkPad P1(Gen2)が33万1000円からとなる(いずれも税別)。
ThinkPad P53sは、省電力型で4コアの第8世代インテルCore i7 プロセッサと、プロ向けのグラフィックスNVIDIA Quadro P520を搭載し、CADやデジタルコンテンツの制作といった業務の効率を向上する。また、前世代モデルから12%軽量化し、本体が約1.75kgになるなど、持ち運びしやすくなっている。
メモリは最大48GBまで拡張可能で、部品点数の多いCADデータや高精細映像もスムーズに動作する。薄型ながらもRJ-45が実装されており、MACアドレスでしっかりと個体管理ができる。サイバー攻撃を受けたり、破損したりした時にBIOSが自己回復する機能や、物理的にカメラを遮るThinkShutterなどのセキュリティ機能を搭載するほか、主要ソフトウェアベンダーのISV認証も取得している。
キーボードはテンキー付きで、CADの寸法や座標データを楽に入力できる。ディスプレイは、同年7月31日に出荷予定の500nit高輝度4Kディスプレイ15.6型 UHD IPS液晶が選択可能だ。さらに、LTEオプション対応で、どこでも高負荷作業ができる。バッテリー駆動時間は、最大約17.3時間だ。
ThinkPad P1の第2世代となるThinkPad P1(Gen2)は、パフォーマンスが強化された。プロセッサは、最新の第9世代インテルCore i7 プロセッサを採用。グラフィックスは、NVIDIA Quadro T2000を搭載でき、最大64GBまでメモリを拡張できる。
P53s同様、約1.7kgと軽量であるため、グラフィックス、パフォーマンスに高い性能を発揮する同機を、気軽に持ち運んで使える。
ThinkPad P1(Gen2)のUHD IPS液晶モデルは、新たにカーボン柄の天板を採用。さらに、ファクトリー・キャリブレーションをオプションとして選択でき、クラウド上に、工場出荷時のパネルの発色データを保存し、そのデータをダウンロードすれば、キャリブレーションのたびに高精度にオリジナル色に戻せる。バッテリー駆動時間は、最大約16.6時間となっている。
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