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デジタル化による製造現場の“現実的な革新”は何か、オムロンが実績をアピールハノーバーメッセ2019(1/3 ページ)

オムロンは、ハノーバーメッセ2019(2019年4月1〜5日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、モバイルロボットによるコンベヤーレスライン、AIコントローラーによる「いつもと違う」を検出するソリューションなど、デジタル技術で製造現場を“現実的なレベルで”革新するソリューション群を披露した。

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 オムロンは、ハノーバーメッセ2019(2019年4月1〜5日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、モバイルロボットによるコンベヤーレスライン、AIコントローラーによる「いつもと違う」を検出するソリューションなど、デジタル技術で製造現場を“現実的なレベルで”革新するソリューション群を紹介。既に製品やサービスとして導入が進んでいる点を訴えた。

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ハノーバーメッセ2019のオムロンブース(クリックで拡大)

実績が広がるコンベヤーレスライン

 オムロンのハノーバーメッセ2019での出展内容は、基本的には2018年とほぼ同じ構成である。だが、今回はこれまで提案してきたソリューションが既に多くの実績を生み出し始めている点や、参考出品だった技術を製品化し現実的に活用できるソリューションとなった点をアピールしていた※)

※)関連記事:AIコントローラーと“動く製造ライン”で、現実的な自律工場を具現化するオムロン

 モバイルロボットによるコンベヤーレスラインは、2018年よりも各種作業を行うワークセルを小さくし、数多くのモバイルロボットがそのワークセル間を行き交うデモを行った。ワークセルは人が行き交う通常のブース内に設置されており、モバイルロボットによる協働が円滑に行える点を訴えた。

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モバイルロボットのデモの様子。ブースのオープンスペースでモバイルロボットがワークセル間を自由に行き来する(クリックで拡大)

 インダストリー4.0などで理想とされるマスカスタマイゼーションは、CPS(サイバーフィジカルシステム)により仮想世界と現実世界を密接に関連させ、サイバー空間での分析を現実世界にフィードバックすることが必要だ。物理空間の生産ラインを可変させるための解決策として、モバイルロボットなどで工程間を自由につなぐことに大きな注目が集まっている。「実際に欧州では導入実績が大幅に増えてきており、対応が間に合わないケースも出ている」(オムロン)。

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