加熱たばこ首位の「アイコス」、強みは加熱機構と作り方:イノベーションのレシピ(1/2 ページ)
フィリップ モリス ジャパンは2019年1月28日、加熱式たばこ「IQOS(アイコス) 3」および「IQOS 3 MULTI」、そしてIQOS専用たばこスティック「HEETS」の全国展開を発表した。
フィリップ モリス ジャパンは2019年1月28日、加熱式たばこ「IQOS(アイコス) 3」および「IQOS 3 MULTI」、そしてIQOS専用たばこスティック「HEETS」の全国展開を発表した。IQOS 3とIQOS 3 MULTIは同日からコンビニエンスストアを含む全国の主要たばこ取扱店で、HEETSは同日から全国9店舗のIQOSストア、その後2月15日から全国の主要たばこ取扱店で販売を開始する。
IQOS 3とIQOS 3 MULTIは2018年11月15日からIQOSストアと同オンラインストアで発売された、同社製加熱式たばこで最新世代のデバイス。フィリップ モリスでは「煙のない社会」の実現をビジョンとして掲げており、IQOSファミリーでは350℃以下でたばこ葉を加熱することでたばこ葉本来の味わいを提供しつつ、有害物質を大幅に低減したとする。
HEETSは世界30カ国で販売するIQOSオリジナルのグローバルブランド。日本では2018年10月22日から18道県の地域限定販売を開始し、対象地域の顧客から好評を得たことから今回新たに全国展開を開始した。ボックス当たり20本入りで470円(税込)。従来製品であるマールボロ・ヒートスティックの提供価格500円(税込)から若干廉価な値付けとなる。
HEETSは3銘柄のレギュラーテイスト、1銘柄のメンソールテイストをラインアップ。2019年1月28日に開催されたIQOS製品戦略説明会では、出席した記者から「加熱式たばこを愛用するユーザーはメンソールテイストを好んでいるように感じる。レギュラーテイストが多く、メンソールテイストが少ないラインアップの理由は?」との質問が上がっていた。
それに対し、同社ディレクター マーケティング&コミュニケーションズを務める坂牧真美氏は「レギュラーテイストが好みの紙巻きたばこユーザーは加熱式たばこに移行していないという現状がある。加熱式たばこと紙巻きたばこは味わいが大きく違うものだが、HEETSの3種類のテイストから加熱式独自の味わいを選んでほしい」とラインアップの狙いを語る。
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