この記事は、2018年12月13日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
リケジョ推しが解せない話と人事選考時の色眼鏡
製造業の開発現場では、ソフトウェア系の技術者には結構女性がいるのですが、メカ設計者は本当に女性が少ないです(ゼロの現場もかなり多い)。メカ設計の現場にいる女性の多くがオペレーターやトレーサー要員で、かつ非正規雇用の人も多いです。また女性は男性よりも、非正規雇用で働かざるを得なくなったり、望む職種やポジションに就くチャンスが得られづらかったりすることがどうしても多くなります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 女性の約半数、現在の職場は働きやすいと「言えない」
「働きやすい職場」をテーマにした女性向けのアンケート調査で、「現在の職場は働きにくい」と感じる理由を尋ねたところ、20代では「休暇を取りにくい」、30〜40代では「社内のコミュニケーションが円滑でない」ことを挙げた回答者が最も多かった。 - ちゃんと仕込みはできてる? ――工業製品設計フローの本来あるべき姿
あなたの現場の製品設計はどのように進めていますか? 宅配弁当の商品開発より手間は掛かっていますか? そこに“あるべきもの”は、ありますか? - 女性の技術者、育っていますか? 日立アプライアンスなど7社の取り組みが表彰
技術同友会は2018年8月8日、東京都内で「第5回 女性技術者 育成功労賞 表彰式」(後援:内閣府、経済産業省、厚生労働省)を実施した。同賞は、女性技術者の育成に功績を上げた対象者を表彰するもの。 - いまこそ“メカジョ”を経営戦略に、国家GDPを8%引き上げる女性の力
モノづくり現場において女性の力を効果的に生かしていくためには何が必要となるだろうか――。オートメーションと計測の先端技術総合展「SCF2017/計測展2017 TOKYO」では、「モノづくりの最前線で輝く女性たち」をテーマに日本機械学会会長の大島まり氏が講演した。 - 世界10カ国の女性78%が「困難に感じる」と回答、テック業界への就業
ブッキング・ドットコム・ジャパンが、テック業界に従事する世界10カ国の女性を対象とした調査結果を発表。女性不足である業界の現状を好機と捉える女性が64%いる一方で、78%が「業界に加わること自体が困難だと感じる」と回答した。