精密機器業界で残業の短さランキング1位は月平均7.2時間、入社以来残業なしの人も:キャリアニュース
企業口コミサイト「キャリコネ」が「精密機器業界の残業が少ない企業ランキング」を発表。ランキングトップ3は「SCREENホールディングス」「ブラザー工業」「キヤノン」だった。
グローバルウェイが運営する企業口コミサイト「キャリコネ」は、2018年10月31日、「精密機器業界の残業が少ない企業ランキング」を発表した。
同ランキングは、正社員のキャリコネ会員から給与や残業の情報が20件以上寄せられた、精密機器業界の企業を対象としたものだ。勤務先を評価対象企業に選択したキャリコネ会員の回答をもとに、残業時間の短さをランキング化した。
その結果、1位を獲得したのは、1カ月の平均残業時間が7.2時間の「SCREENホールディングス」だった。同社社員からは「終業のチャイムとともに去っていく社員が多い部署がある」「(プロジェクトの進行状況によって残業が増える場合もあるが)技術開発はほぼ休日出勤はなし。残業は多くて20時間程度」などの口コミが寄せられている。
2位以下は「ブラザー工業」(残業12.8時間/月)、「キヤノン」(同13.1時間)、「リコー」(同15.9時間)、「富士ゼロックス」(同16.6時間)だった。
2位のブラザー工業の口コミには、「残業は繁忙期になると少しある程度で、あっても40時間程度。普段はほぼ定時」「一定時間以上の残業は禁止されていた」などがあった。
キヤノン「入社してから一度も残業したことがない」
3位のキヤノンについては「(設計開発系を除いて)基本的に残業ができないシステムになっている。入社してから一度も残業したことがない」「本社部門や管理部門は残業や休日出勤が一切ない。残業がある製品開発事業部でも、サービス残業は一切存在しない」といったコメントが寄せられた。
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