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IoT機器へのセキュリティ機能実装を支援するAPIを発表IoTセキュリティ

Armは、業界共通のフレームワーク「Platform Security Architecture(PSA)」のマイルストーンとして、PSAの実装環境の開発を支援するAPI群とテストキットを発表した。

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 Armは2018年10月17日、業界共通のフレームワーク「Platform Security Architecture(PSA)」※)のマイルストーンとして、PSAの実装環境の開発を支援するAPI群とテストキットを発表した。

※)関連記事:Armのベストプラクティスを集積、「PSA」はIoTセキュリティの共通基盤となるか

 PSAは、ネットワーク接続機器のセキュリティ保護のため、2017年にArmが提唱した業界共通の枠組みだ。同社は、セキュリティ対策には分析、設計、実装の3段階が必要であるとし、PSA設計原理を取り入れたIoTプラットフォーム「Arm Pelion IoT Platform」※)を提供している。

※)関連記事:Armの「世界初」のIoTプラットフォームは何ができるのか

 今回発表したAPIおよびAPIテストキットは、3つの設計領域に向けたものだ。リアルタイムOSベンダーやソフトウェア開発者向けの「PSA Developer API」、セキュア機能開発者向けの「PSA Firmware Framework API」、チップベンダー向け「Trusted Base System Architecture(TBSA-M)Architecture Test Kit」で、ソフトウェアやハードウェアへ、効率的にセキュリティ機能が実装できるようサポートする。

 また、同社はサイバーリーズン(Cybereason)との協業についても発表した。Pelion IoT PlatformにサイバーリーズンのAI(人工知能)ハンティングエンジンを実装し、保護機能の強化に加えて、可視性と攻撃対応の機能も搭載する。この統合製品には、数十億規模のIoTデバイスで動作する、包括的なサイバーセキュリティソリューションが含まれる。

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「Platform Security Architecture(PSA)」の概念(クリックで拡大) 出典:Arm

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