小型3Dプリンタ「ダヴィンチJr.1.0 Pro」に無線LAN機能を搭載:3Dプリンタニュース
XYZプリンティングジャパンは、プロフェッショナル向け小型3Dプリンタの無線LANモデル「ダヴィンチ Jr. WiFi Pro」を発売した。サードパーティー製を含む多様な素材に対応し、各素材に詳細なパラメータを設定できる。
XYZプリンティングジャパンは2018年10月4日、小型3Dプリンタの無線LANモデル「ダヴィンチ Jr.WiFi Pro」(※)を発売した。同社WebサイトやECサイト、販売代理店サイトで販売する。希望小売価格は7万4800円(税別、送料込み)。
ダヴィンチ Jr.WiFi Proは、同年3月に発売された「ダヴィンチJr.1.0 Pro」の機能に、無線LAN機能を持たせた。タブレット端末向けのアプリケーション「XYZmakerMobile」で3Dモデルを作成し、データを飛ばせば印刷できる。
対応可能なデータ形式は全6種で、他のJr.シリーズ同様、.3mfデータ形式に対応する。「Cura」「Sli3cr」といったサードパーティースライスソフトウェアが生成したG-codeにも対応し、SDカードからプリントできる。
本体は420×430×380mmで、机や作業台にも簡単に設置できる。小型ながら、プロフェッショナル向けの性能を有し、積層ピッチ0.02〜0.4mmで150×150×150mmまで印刷できる。最大印刷速度は160mm/秒だ。
対応素材はPLA、タフPLA、PETG、Wood PLA。金属のような質感が表現できるメタリックPLAや、強く耐久性に優れる造形が可能なカーボンPLA(オプションの専用ノズルが必要)も加わった。直径が1.75mmであれば他社製のフィラメントも使用できる。これら全ての素材に対し、3Dモデリングソフトウェア「XYZmaker Suite」を用いて、詳細なパラメータを設定可能だ。
9点校正システムも搭載しており、プリントモジュールとプリントプラットフォームの距離を正確に感知して高品質に造形できる。ノズルをレーザー刻印モジュール(オプション)に交換すれば、厚紙を含む紙、革、木材、プラスチックへのレーザー刻印もできる。
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